歯のお悩み相談詳細

ご相談

GBRとサイナスリフト法を伴うインプラント

シリア様59歳女性
はじめまして。

C4で、右上6番を先週に抜歯しました。今後、インプラントか5・6・7番のブリッジにするか決めなければならないのですが非常に迷っています。

理由は、インプラントにする場合、骨が足りないので、GBRサイナスリフトを行う必要があると言われていますが、ネットで調べてところサイナスリフトは高度な技術が必要と聞いています。GBRサイナスリフトインプラントの植立を1回の手術で行うとのことです。

先生はお若いし、1ヶ月半程度治療に通っただけで、インプラント成功率や治療後の予後が非常に不安です。

治療費は、CT撮影3万円とGBRサイナスリフトを含めて約50万円程度です。ブリッジにする場合は、ハイブリッドセラミックを考えています。保険外で、3本で約24万円必要です。
 
お金も大切ですが、正直、先生との信頼関係も浅いために不安で迷っております。抜歯後も良好ですし、通院中にいやな思いをしたことなどはありません。何か良き、アドバイスがあればご指導下さい。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
やはり心配になりますよね。ただ若い先生だからという理由で、未熟な先生とは決めつけられませんし、インラント治療そのものの歴史がそれほど長くはないので年をとっている先生がベテランであるという保証もありません。

結局はその先生を信頼できるかどうかなのでじっくりお話をしてお決めください。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
不安を解消するまで、信頼関係を築くまで、ご相談されてはいかがですか?もしも不安なら、インプラント相談をされているところで再度、相談してみるのもよいと思います。

全て人がすることですから、自分が任せられる方を選ぶのが一番大切です。そして、ご自身でも必要性をよく考えて、ご自分の価値観が、合うかどうか。一番大切なのはご自身のやる気です。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
かなり、歯科治療について勉強なさっている方のようなので、説明もそれなりにさせて頂きます。

欠損に対する対応をブリッジにするかインプラントにするかは、診療側でもおおいに迷います。天然歯牙を削らないで済む、少数歯欠損に対するインプラント治療は、かみ合わせの狂いを生じさせるリスクが少ないという意味では大変有効に思います。

しかしながら、治療というのは視野を広くして考えなければなりません。全身的な状態はどうなのか(主治医がインプラントを選択肢にしたぐらいなら、全身的になんら問題は無いと思われますが)、お口の中のほかの歯の状態はどうなのか、生活習慣はどうなのか、等々。

今回の件についてとりあえず考慮すべきは、歯周疾患はないのか、他に欠損は無いのか、さらに比較的近い将来欠損になりそうな歯は無いのか、右上5,7はすでに治療を施された歯なのか、何も既往歴の無い歯なのか。
右上5,7がすでに何らかの修復物、補綴物が装着されているのであれば、あえてインプラントを選択しなくとも良いと思います。

歯周疾患も無く、前後の歯に問題も無く、インプラントを選択した場合、不安を取り除く意味でも、主治医の先生が過去におやりになったケースを見せていただくと良いと思います。全幅の信頼を寄せた上で治療を受けられることが大切だと思います。

藤原 慶輔 先生からの回答

藤原 慶輔
京都府
ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔先生
先生としっかりお話しすることを、お勧めします。そこから信頼関係が生まれると思います。

山田 恵子 先生からの回答

宮城県
やまだけいこ歯科クリニック
山田 恵子先生
ご相談ありがとうございます。

ブリッジにする場合は5番7番に冠をかぶせるために歯を削る必要があります。もし、それらの歯が健康な場合はインプラントは最適応かと思います。

インプラントはどちらかというと若い先生が得意な分野ですのであまりご心配は無用かと思います。治療代もリーズナブルですし

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
 おっしゃる通り、治療については、先生との間の信頼関係が必要だと思われます。特に、難しい治療となりますとその要素が大きくなると思います。

私の個人的なことを考えても、以前、体のある部位を手術を決めた際に、やはり先生との信頼関係(この先生なら任せてもよいと思えるか)で決めました。先生の年齢的なことを気にされているようですが、お若くても多くの経験を積んでおられる先生はたくさんおられます。私の手術の主治医もお若かったのですが年間300例ほど手術をしているとおっしゃっておられましたし、実際、私自身も術後の経過は順調です。

医療に携わる人間の立場から申しますと、自信もなく簡単に高度な治療であるサイナスリフトはしないと思います。その先生の話ぶりにとくに不安げな所がないのであれば信頼しても良いのではないかと個人的には思うのですが、ご不安なら、一度先生のご実績をお伺いになられてはいかがでしょうか。

その際の目安の症例数というのは一概には言えませんが、その時の先生のお話ぶりなどからご判断されるのも一つの方法かと思います。あと、他の医院でインプラントのコンサルをお受けになられてお考えになられてもよいかもしれませんが、あまりお勧めはしません。
ただ、今回のインプラントは、高額かつ難易度の高い治療になりますので、慎重になられるのはもっともです。

色んな方の意見をお聞きになり、十分時間をかけてお考えになられた方が良いと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
あくまでも私の考えとして聞いてください。歯科医院には大まか2種類あると考えてください。まず保険医か自(私)費専門か。
保険医であれば、まず健康保険でできる治療と保険を使わない治療、両方提示する必要があります。この場合上顎6番抜歯した場合の治療方針として、保険を使わない治療を選択したと考えてよろしいでしょうか。

まず、私的には抜いた歯の両となりの歯が神経を抜いた歯なのか、あるいは神経を抜いていない健康な歯あるいは簡単な詰め物をしているだけの歯なのかで変わってきます。神経を抜いて被せ物をしている歯であれば、ブリッジもいいのではないでしょうか。ただ、比較的健全な生きている歯であれば、やはりインプラントをお勧めします。健全な歯はなるべく削りたくないのが本音です。後は予算と治療期間の問題だと思います。また、一本義歯(保険でもできます)、ノンクラスプデンチャー(保険外)などの取り外し式も考えられます。欠点は取り外しや少し厚みもあるので違和感があること、逆に言えば取り外せるので自分の歯のケアができるということです。

一生かかりつけになるかもしれないことを考えると、おっしゃるとおり信頼関係が一番大事になります。これが崩れると感情的なものだけになってしまい、お互い嫌な思いをします。抜歯部位以外の治療に関しては解りませんが、初期治療が終わられて定期的なメインテナンスをかけることになるはずです。不安を解消するならば、保険の中で(たとえば先に述べた一本義歯で噛み合わせを一時的に保全して)歯をあまりいじめない処置をして、メインテナンスをかける中で信頼関係を築いて、不安がある程度取り除けたら自費に切り替えるのもいいのではないでしょうか。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
シリア 様

右上6番を抜歯されたとのこと。残念でしたね。6番(第1大臼歯)は6歳臼歯ともいわれ、永久歯の中で一番早く生えてくる臼歯です。それだけに口の中で基準になる歯でもあり、咀嚼力(噛む力)の大きな部分を負担する歯でもあります。すでに抜かなければならなかった歯は仕方がないものの、これ以降はご自分の歯で一生噛めるように努力してください。

さて、ご質問は以下の4点だと思います。
1.右上6番を抜歯した後インプラントにするか5,6,7番のブリッジにするか。インプラントにする場合は、GBRサイナスリフトを行う必要がある。
2.インプラントをする場合、サイナスリフトは高度な技術が必要。今通っている先生のインプラント成功率や治療後の予後が不明で不安。
3.治療費について、インプラントの場合は50万円程度、ブリッジハイブリッドセラミックで3本24万円。
4.抜歯後は良好。通院中にいやな思いをしたこともない。しかし通院期間も短く、先生との信頼関係も浅いので不安。
以上でしょうか。

お答え。
1.インプラントブリッジも、いずれも現在の歯科では確立した方法で、どちらを選ばれても良いかと思います。インプラントの場合は、両隣在歯(5番と7番のことです)を削らないので痛める可能性が少ないので、両隣在歯のためにはとても良いと考えられます。ブリッジの場合は、技術が開発されてからの期間がとても長いので、材料や技術が非常に熟成され安定しています。それに、インプラントの場合は、上顎洞をさわって骨を増やしたり、骨の中に異物を入れるといったことをするために外科処置に熟練されている先生にお受けになることが大切と思います。ブリッジインプラントはいずれを選択しても、今まで以上にプラークコントロール(歯磨きを中心としたセルフケアと歯科医師、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを受けきっちりとした口腔管理をすること)がとても大切です。1ヶ月半通われている間にそのようなことが説明され、ご自分のセルフケアもきっちりとできるようになったのでしょうか?それをきっちりと教えてくれた歯科医院なら、信頼して通われてはいかがでしょうか。(それさえもできないような歯科医院であればどちらの方法もそこで受けることをおすすめしません)。

また、もう一つ方法があることを覚えておいてください。まだお若いので、義歯(いれば)には抵抗があるかと思いますが、最近の義歯は精密鋳造の技術が進歩し、とても正確にできるようになりました。この方法の場合は、
1)両隣在歯を削らないでもできる。
2)骨をさわるような外科処置が不要。という利点があります。食事後外して洗わなくてはならないという不便や、インプラントブリッジに比べて少し大きいので最初は違和感が多少あること。などが短所となります。しかし、自費で作る義歯はほとんどブリッジと変わらないぐらいの感覚で使えるような時代になりました。費用もハイブリッドセラミックブリッジとあまり変わらないぐらいの費用かと思います。このような方法があることもご記憶ください。

2.インプラントを考える場合は、今お通いの先生に「インプラントの成功率や今まで行われた症例(きっちりした先生なら、必ずお持ちです)を見せてください」と聞かれ、予後についてもよく説明してもらうと良いと思います。インプラントの症例をたくさんお持ちの歯科医師を探し、セカンドオピニオンとして意見を聞くのも良いと思います。

3.自費の価格はまちまちですが、現在の歯科の価格としてはそのぐらいではないでしょうか。

4.通院に便利ならば、そのような先生に受診なさるのがよいと思います。これから口腔内清掃について歯科衛生士の説明もよく受けられ、その間に院内の様子をもう少し観察されるのも良いかもしれません。院内の雰囲気も良いようなら、信頼してお任せするのがよいですよ。

歯を一本無くすということは大変なことです。これからは「絶対に歯を無くさない」という決意で、また、そのような考えを持った歯科医師や歯科衛生士と出会われ、健康な生活をお送りください。高齢社会になり、金銭欲や権力欲など欲望のすべてが無くなったときに残るのは食欲です。このときに満足に噛めないということは、老後の希望が何もないということになりかねません。「一生ご自分の歯で物を噛むということが何よりも大切なことである」ということをもう一度ご確認ください。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
実際に問い合わせて金額の比較をされることをお勧めします。
メリットデメリットを考慮されて、ご自身の価値観の合うほうを選択されたらよいと思います。

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