奥歯と前歯を比べると奥歯のほうが強い力に耐えられる、ということはちょっと考えてもらえればわかると思います。
その奥歯2本が何らかのトラブルによって抜かなくてはいけなくなった、ということですよね。
基本的には
保険では
ブリッジの設計に関して出来ること、出来ないことが決まっています。
4番目の歯を支えに5番目6番目の歯がなく7番目とつなぐ
ブリッジは
保険上できます。
ただその設計では前後の歯に負担がかかり、その歯がだめになる確率は高いと思われます。
そこで考えてほしいんですが、5年後に、もしどちらかの歯が割れたりして
抜歯をしないといけなくなったときに、どうしてこんな無理な設計をしたんだろうと思いませんか?
それが4年3年だったら、、、、、
もちろんもっと持つ可能性もあると思いますが、歯と歯の間が広い場合、もしくは4番目7番目の歯が
歯周病や根っこの長さなどの面で弱いと判断した場合、いくら
保険上できることでもやらないという選択肢も歯科医師側にもあります。
(癌の手術は
保険でできるけど技術的に難しいので私は断る、という医者がいてもそれは仕方がないですよね。)
2本連続の
欠損が4、5番であれば3番を削ることになるので、それもデメリットは大きくなりますが不可能かどうかという点でいうと可能ですが、長い目で見るとデメリットの方が大きいと考えます。
6番7番の
欠損であれば
保険ではルール上不可能です。
入れ歯が嫌だからと言って無理な設計で
ブリッジにすると、より大きな入れ歯になったり、その時に
インプラントとなると金額もより大きくなることが考えられるということもよく考えてお決めになってください。