> 1.そもそも神経のない歯のはずなのにこんなに痛みを感じるものですか?
歯が痛んでいるというより歯の周囲が痛んでいます。
爪には神経がありません。
切っても痛くありません。
でも爪が割れたり、深爪したり、はがれかかったりしたら痛いですよね。
それって爪が痛いわけではないですよね。
それと同じで根っこの先のほうに
炎症があり、歯を包んでいる
歯根膜というところが痛みを感じています。
細菌感染を起こすとその細菌を殺すために免疫が働き、白血球やその他免疫細胞が
細菌を貪食し、その結果、
膿になります。
膿は細菌を食べた後の白血球の死骸だと思ってください。
あくまで
膿は結果です。
> 2.腫れていた時から現在まで一度も
膿は出ていません。
レントゲンでは根本にうっすら
膿が見える状態で、
歯茎を触ると少し痛いのですが、
根管治療とはこの
膿がなくなったら終わりですか?
根管治療はその
根管の中の細菌が、その活動ができないくらいの状態にするということが治療の目標になります。
細菌をゼロにすることはできません。
細菌がいるから
膿が出来るのであり、細菌が活動できないくらいになれば
膿も出なくなります。
> 3.穴の部分に薬を入れるという処理を何度かすればこの
膿は消えるものですか?
膿が消えるのではなく
膿が作られなくなるということが大切です。
根管というのは単なるまっすぐな穴ではなく、網目状になったり枝分かれしてるのが普通です。
そこをいかに細菌をしっかり消毒できるのかというところが
根管治療が難しいところです。
> 4.それを続けても無くならない場合
歯茎の
切開は必要ですか?
歯茎を
切開しても一時的に
膿は出ますが、それで
治癒することはありません。
あくまで細菌感染を活動できないレベルにすることが目的です。
> 5.
マイクロスコープによる治療があるとネットで見ました。通院中の歯科は設備として持っているようですが、
自費診療になりますか?
可能性はあると思います。