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永久歯欠損部の乳歯がかけた。日本と海外の治療について教えて。

マフィン様43歳女性
永久歯のない乳歯が左下にあり、1年半ほど前、食事中に縦方向に3分の1ほど欠けてしまいました。
痛みも全くなかったのでそのままにしていたのですが、4ヶ月ほど前に歯の痛みを感じ、歯科に行きました。

イギリスに住んでいるのですが、現地での治療方法は、「その乳歯を抜いて2ヶ月ほど期間をあけてから、両隣の歯との間の長さを測り、ブリッジをするか、インプラントのどちらかの方法。あるいは抜いてそのままの状態」だと聞きました。
歯科に行った時には痛みは治まっていたのと、日本での治療方法とどのように違うのか気になり、その場では歯は抜きませんでした。

その後、歯科へ行ってから4ヶ月ほどたった現在、また痛み始めて3、4日経ち、支障がなければ抜いてしまいたいと思っています。
ただイギリスでは保険制度がないので、歯科に通う金額と日本へ帰る飛行機代もそれほど変わらなくなってくると思うので、イギリスでは乳歯を抜くだけにして、ブリッジのような方法での治療はできれば日本でしたいと思っています。
ただ、現在のところ日本へ帰るのは1年先ほどの予定です。

日本でブリッジのような方法での治療の場合、乳歯を抜いて2ヶ月ほど期間をあけるものなのでしょうか?
それとも期間はあけないのでしょうか?
また治療は1ヶ月ほどで完了するものなのでしょうか?

日本での行きつけの歯科医院ではメール質問などは受け付けていないようなので、こちらのサイトを見つけてほっとしています。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
イギリスでの歯科事情は大変なようですね。

日本でももちろん乳歯を抜いてから数ヶ月待つ方が良い結果が得られるということで2ヶ月くらい空けることも多いです。
ただ乳歯ということであればそれほど骨に深く根っこが埋まっていないので、それより早く治療をすることもあるかとは思いますが、理想的には2、3ヶ月空けるほうがいいとされています。

帰国まで1年ということですが、そのくらいであれば問題はないのかなと思います。
ただ知っておいてほしいのですが、日本で臼歯部のブリッジをする場合、金属で被せるのが基本です。
白い歯で、ということになると日本でも保険外となります。

治療期間ですが、ブリッジをするだけであれば1ヶ月でつくることはなんとかできると思いますが、たとえば予約が1週間に1回しか取れないということになると間に合わない可能性も出てき足りするかもしれません。
状況によりけりです。
その点は確認しておいた方がいいかもしれませんね。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
2ヶ月間をあけるのは、抜いた部分の歯肉をきちんと治すなどの事が考えられます。
通常は3週間以上あければ大丈夫かと思いますし、また、ブリッジにした場合、ダミーの歯と歯肉の間をあけるのであればそれほど期間を置かなくても大丈夫かと思います。
この場合、ものが挟まりやすい欠点がでてきます。

治療期間ですが、1ヶ月あれば十分にブリッジなどの治療はできると考えます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
マフィン 様。
晩期残存乳歯の処遇で、お悩みの事と拝察申し上げます。
同様な事例を日常時々経験致します。

私は、通常、以下の様な対処を致します。
1.晩期残存乳歯は、可及的に治療をして保存する。
2.ぎりぎりまで使い、自然脱落まで使う
3.脱落したら、欠損補綴を考える
  1)1本のみの義歯
  2)接着性ブリッジ
  3)インプラント

> 日本でブリッジのような方法での治療の場合、乳歯を抜いて2ヶ月ほど期間をあけるものなのでしょうか?

抜いた後の歯茎の回復を待ってブリッジの製作を行います。
乳歯ですので、2ヶ月までは、要しないかもしれません。

> また治療は1ヶ月ほどで完了するものなのでしょうか?

ブリッジにも種類があり、期間が若干異なりますが、乳歯の両隣の歯に問題が無ければ1ヶ月以内で出来ます。
両隣の歯の生え方が曲がっていたり、平行性が取れない場合、根に問題がある場合等は、1ヶ月以内では、出来ない事もあります。

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