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ご相談

詰め物が取れた状態で長期間放っておいた歯の治療を教えて下さい

suzume様46歳男性
虫歯について質問をさせください。

学生時代に虫歯治療のために、右上7番の歯を削り(神経の削除?)、詰め物をしていただいておりました。
当時、家庭の事情で引っ越しをすることとになり、詰め物がとれて、生活に支障も無い中で、今に至っております。

現在の歯の状態を記載します。

・舌で該当部位を探ると、もちろんその時に削った穴がぽっかり空いているのですが、特に痛みがあるわけではありません。
・歯の穴の奥部分まで到達しても特に痛みは感じません。
・歯ブラシで磨いても痛みはありません。
・ただ、冷たいものを飲むとしみたり、特に寒い日などは食事に支障が出始めてまいりました。

年末中ではあるのですが、歯科で一度相談しようと思っております。
進行具合によって、治療内容がかわること、早く歯科に行くことは理解しております。
ただ、上述のような長期間放っておいた歯の治療として、どのような治療が一般的なのかわかっておりません。

出来の悪い患者で恐縮ではございますが、このような状態での治療として考えられるものをご教示いただけますでしょうか?
(基本的には、どちらかの歯科さんでの診断結果をもとにすすめていこうと思いますが、セカンドオピニオン的なご意見を賜りたく、お願いしたい次第です)

よろしくお願い申し上げます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯に穴が開いており、冷たいものがしみるという状態なんですね。
ということは歯の神経はまだとっていないと思われます。

ただ虫歯にはなっていると思われるので、その虫歯が小さくて少し削っただけで埋めることが出来るならそうするでしょうし、大きく虫歯が広がっていて、神経が残せそうならある程度被せるような形で修復することも考えられます。
また神経を取らないと処置をしにくいという状態なら神経を取って詰める、もしくはかぶせるという処置になると思います。

虫歯の大きさによって治療方法が変わるというのが一般的なことで、長期に放っておいたか、大きな虫歯だったがすぐに治したか、という点はあまり関係ないと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
suzume 様

神経をとっている歯でしたなら、詰め物がとれても痛みは感じません。
しかしながら、いうなれば枯れ木の状態ですので、露出している象牙質う蝕に対する抵抗力が極端に低いと思ってください。

長期間とれたまま放置していたとすれば、ご自分の舌で感じる穴の大きさはさほど変化がなくとも、う蝕により使えない部分が予想以上に内部で広がっている可能性もありますので、詰め物だけで解決するとはかぎりません。
外側のエナメル質の部分が何ともなくとも、内部のう蝕を全て削ると帽子を脱ぐように、歯茎から出ているエナメル質の部分がすっかり取れてしまうこともあります。
その場合は、根っこを使って土台をたてて、かぶせる処置になるかもしれません。
場合によっては、虫歯で、軟化した部分が、骨に埋まっているところまで進行している場合は、「この歯」は使えません、と言われるかもしれません。

ただ、神経をとった歯はしみたりすることはないので、ひょっとすると、まだ生きている歯なのかもしれません。
その場合は、上記のような深刻な状況にはなっていないかもしれません。

いずれにしましても、痛みは無いからといって穴があいている歯の長期放置はやめましょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
現状からしますと、神経を取った歯が冷たいものにしみることは決して多いわけではありませんので、おそらく神経は残っているのではないかと思われます。
であれば、神経への感染の有無を調べる必要があります。

まずは、穴のあいた部分の虫歯の除去、鎮痛効果や消毒効果を期待してのセメントでの仮の詰め物で経過を追うのが第一選択肢かと思われます。
が、担当の先生が大丈夫であると判断すれば、即日その部分に詰め物も可能かと思われます。

また、神経を抜いた歯であればまず、根の消毒が必須になります。
ほぼ間違いなく感染が考えられますので。
その後、根の治療終了後、詰めなおしになるのではないでしょうか。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
suzume 様、初めまして。
放置した虫歯の事で、御心配の事と拝察申し上げます。

実際に口腔内を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、文面より推察致しまして、
 1.虫歯歯髄まで侵していなければ、充填或いは被せ。
 2.虫歯歯髄まで僅かに到達していれば、鎮静作用及び二次象牙質造成作用のあるセメントを2〜3ヶ月充填
   その後症状が出なければ、正式充填或いは被せ。
 3.虫歯歯髄までかなり到達していれば、抜髄(神経を取る)後充填或いは被せ。

以上が基本的な対応です。
お大事にどうぞ。

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