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ご相談

2024/10/08

親知らず抜歯後

顎の骨が薄く、親知らずに顎の筋肉がくっついていると言われました。

yuimama様31歳女性

9/27に左下の親知らずを抜歯しました。
親知らずは歯茎から少し出ているものの真横を向いており、歯根湾曲で歯根がドーナツのようになっていると説明されました。
麻酔をして抜歯をしたのですが、途中で顎がとても痛くなりました。

抜歯終了後に「普通はこんなこと無いのですが顎の骨がとても薄くなっており、親知らずに顎の筋肉がくっついてしまっている状態でした。普通は骨の中に入っているので筋肉がくっつくような事は無いのですが。骨折しているわけではありません。」と言われました。
抜歯した親知らずには肉片のようなものが所々付着しており「これが顎の筋肉です」と説明されました。
「顎の筋肉がくっついてしまっていたため顎が痛くなったんだと思います。もしかすると呼吸にも影響があるかもしれないので、息苦しさを感じたらすぐに受診してください。」と言われました。
呼吸が苦しくなることは無かったのですが、顎の真下まで腫れ、喉周りを圧迫される感覚や舌の根元が上に押されるような感覚はありました。

2つ質問があるのですが、
・顎の骨が薄くなり、歯に顎の筋肉がくっついてしまう原因は何でしょうか？

・左下親知らずが残っているのですが、左下も同じように筋肉にくっついてしまっている可能性はあるのでしょうか？左下も真横を向いて歯根肥大だと言われています。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

> ・顎の骨が薄くなり、歯に顎の筋肉がくっついてしまう原因は何でしょうか？

顎の骨が小さいからだと思います。
昔の人、縄文時代から江戸時代などでは親知らずも普通にまっすぐ生えていました。
食生活が顎をしっかり使うようなものだったからです。
現代人は昔ほどしっかり噛むという事をしていません。
軟らかい食事が多くなったからです。
生まれてから大人になるまでの環境によって、あごの骨は大きく影響を受けて、そのため小さいです。
ですが歯の大きさそのものは栄養がしっかりと取れているため、昔に比べて若干大きくなってきているといわれています。
当然全部が生えきると言う事はできません。
横向きになったりします。
窮屈なところに押し込められた歯は内側のほうに押されて、その部分の骨が薄くなります。
そこには口を閉じる筋肉が付着しています。
そこまでなることはあまりないのですが、あごの骨が小さければ小さいほど、そうなる確率は高くなっていきます。

> ・左下親知らずが残っているのですが、左下も同じように筋肉にくっついてしまっている可能性はあるのでしょうか？左下も真横を向いて歯根肥大だと言われています。

あると思います。