> ・この
炎症はいつ引きますか?今度の木曜も同じ痛みになりそうで怖いです。
例えば風邪のような症状が出て、お医者さんに行ったとします。
風邪に対する処置をしたとして、いつ治りますか?と尋ねてみてください。
もしそれが単なる風邪ではなく、肺炎だったり、コロナだったり、インフルエンザだったり、、、それぞれで治るか治らないか、もしかしたら治らず死んでしまう可能性も絶対ゼロとは言えませんよね。
それと同じで
抜歯後の
親知らずの
抜歯窩の感染が一体どのような細菌で起こっているものなのか、そういったことが全部わからない限り、いつ治るのかなどはわかりません。
> ・
抜歯周りの痛みが酷いので冷やしたいのですが、
炎症が治りづらくなりますか?
急性
炎症の場合には冷やすことは効果的ですが、慢性
炎症では逆効果になることもあります。
ただ、その見極めは難しいでしょう。
> ・また
血餅ができないことはありますか?
あり得ます。
> ・
ドライソケットやその治療が原因でまた腫れることはありますか?10月に大切な予定が控えており、心配です。
可能性としては否定はできません。
コロナにかかったけれども10月に大切な予定が控えているけど大丈夫でしょうか?と質問されてもそれは誰にも答えられませんよね。
今のところ大部分は治るでしょう、と言ったところで、その大部分にならないという保証は誰にもできません。
ドライソケットになるのかならないのかは、もともとの過去の
炎症の度合いと経歴、そういったものが関連していると思います。
硬化性骨炎といって、何度も腫れや痛みを経験した
親知らずはその周囲の骨が固くなり、
抜歯後も出血しにくかったりします。
いったんは
血餅で痛みがなくても、その後骨の
治癒能力が落ちているため(骨が固くなっているという事は骨の再生能力がお手いているという事にもつながります。)
血餅が脱落して
ドライソケットになるのでは、と想像してます。
実際、
抜歯はすんなりいって止血もすぐにできいい感じと思った患者さんに、結構
ドライソケットになる患者さんも多かったりします。
これはもう何かをどうしたら
ドライソケットになるとか、ならないためにどうにかしたらいい、というような話ではないです。
どうしてもなる時にはなるし、その時にはそれに対して出来ることをしていくしかないという事だと私は考えています。