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アマルガムの除去後、授乳に影響がないか不安です。

H.Y様37歳女性
今日虫歯の治療でアマルガム除去をしました。
治療の際には理解できていなかったのですが、先生に水銀が...と言われたのが気になり帰宅後ネット検索をしたところ、アマルガム除去は防護服を先生が来たり、ゴムで口の中を覆う処置をしたりととても危険な内容が書かれていました。
今日の治療では通常の治療内容で特別な事は何も行っていませんでした。
現在小さな子どもが居て授乳中です。
今日の治療で私自身が削った際の物質を吸い込んだ事の危険性、血中濃度が高くなった事による母乳への影響などがないかとても不安です。
授乳はしばらく控えるべきか、またどの程度の期間を空けなければいけないかご教示いただけたらと思います。
どうぞ宜しくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
アマルガムの除去についてですね。
確かに生体に対して為害性が無いかと言われれば、為害性がある可能性があるため使用しなくなった、という歴史的なことがあります。
もちろんそのことについて否定はしません。
ですから防護服を着て術者も身を守って行いたい、という希望があることは確かです。
ですが、防護服ももちろん無料ではありません。(500円くらい)
ラバーも1枚百円はします。
バーも使えばその他器具も使用し、施術料がかかります。
保険では300円の報酬です。(患者負担は100円以下です。)
ですから保険ではできません。
ホームページでそういうことを書いているところでは、数千円から1万円くらいの自費治療になっていると思います。
(ホームページであおって、自費に誘導するという事なのかもしれません)

保険で、と望まれてそこまで行うことは、実際問題なかなか不可能という現実があります。
もちろんそれを否定はしません。
確かに為害性がある可能性はありますから。
かといってアマルガムは全世界で過去100年以上にわたり非常によく使われた歯科充填材料です。
そしてそのために健康被害が起きたという事は現実として言われてはいません。
ですが水銀を使用しているという事で絶対に安全とは言えない、他に材料があるのであればそちらの方がいいのでは、という事で使用は禁止になってきたという時代背景があります。
健康被害が起きるとしたら、まずは水銀を取り扱って、削って、吸っている歯科医師に健康被害が起きると考えるのが普通だと思います。
でも実際にそういうことは報告されていません。
でも、だからと言って否定もできません。
アマルガムの水銀は無機水銀です。
無機水銀が生体に入ったとしても特に健康被害は置きません。
水銀中毒などの公害問題になったのは有機水銀です。
ですが、何らかの加減で無機水銀が有機水銀に化学変化する可能性が絶対にゼロとは言えない、という事で絶対に安全とは言えないという事が言われだしました。

残留農薬というものを聞いたことがあるでしょうか?
ネットでその問題を調べてみてください。
怖くなるくらいの情報が出てくると思います。
普段の生活で、すべての野菜、口に入るものはすべて無農薬でしょうか?
それらを避けるために高いお金を払っているでしょうか?
そういったものと同じレベルの話だと私は考えています。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
言い方に少し問題はあると思います。
水銀単体ではこの世に存在することができません。
アマルガムは合金になりますので、安定したものであると考えます。
ですが、昨今安定はしていても水銀が含まれているということで使用されなくなった経緯があります。
現状では、特にあまり神経質になる必要はないと考えます。

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