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2023/02/16

自由診療で虫歯を治療する。MTAセメントについて教えて。

山様45歳女性
虫歯自由診療で治療します。(根の治療ではない普通の虫歯です)
二次カリエス防止にMTAセメントを使いたいです。
歯科に相談したところ、ダイレクトボンディングで下の詰め物MTAセメントにする事はしないと言われました。
MTAセメント象牙質再生や殺菌効果があるという事ですが、何故使えないのか解りません。
例えばゴールドの被せの下とかなら使えるのですか?
その場合、被せの下にMTAセメント使用とダイレクトボンディングのみだと、どちらが二次カリエスになりにくいのでしょうか?

もう一つ、MTAセメントの使用方法として「治療を繰り返して薄くなった歯に穴が開いた場合、その穴をMTAセメントで埋める事が出来る。神経がなくなってしまった歯は脆くなり歯にひびが入りやすくなるが、小さなひびであればMTAセメントで埋めることが可能」と他の歯医者のHPに書いてありました。
これは歯の中(歯根部)に出来た穴やひびに限りますよね?
歯冠部(口を開けたら目視出来る所)に出来た穴やひびには使わないという事でよろしいでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
MTAセメントにこだわる理由がわからないところではありますが、通常、神経にかなり近い場合、感染していない神経が出た場合、歯に穴が開いた場合などが主な適応になります。
CRなどに使う場合、歯が黒色することがあり、それが前面に出ることもあります。
ですので、不必要な使用はあまり意味がないように思えます。
ですが、最終的には個人の自由になります。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
MTAセメントと一言で言っても、純粋なものから、その成分が入っているものなど様々なものがあり、それぞれでその使用方法も用途も違います。
また虫歯と一言で言っても深く井戸のように掘れているものなのか(壁で取り囲まれている穴)、浅く皿のように掘れているもの(壁が無く側方からの力がダイレクトに加わるもの)なのかでも、レジンを埋める際に考慮する必要があります。

ダイレクトボンディングはその接着力で二次カリエスを防ぐというコンセプト、MTAセメントは接着力には期待できないけれども酸性に対抗する意味での二次カリエス予防効果が期待できます。
そのコンセプトが違うので一概には比較できないものになります。

一般的にMTA製剤を歯髄の保護に使うということはよく行われていますが、なぜ今の歯科医院がそれをできないのかまではわかりません。
そういう製品を使用していないということなのかもしれません。
本当に何十種類も製品があり、歯科医院でそのすべての製品を取り揃えているということはないと思うので、術式についてはお任せするか、他の歯科医院を選ぶかということになると思います。

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