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ご相談

2022/07/23

虫歯治療疑問

欠けた歯を放置することは一般的ですか？

みどり様17歳女性

一週間程前から、歯に鈍い痛みがあり食いしばり、歯ぎしりがあるので、それらのせいだろうと気にせず過ごしていました。
つい先日、舌で歯を触るとザラつきがあり、急いで鏡でみたところ奥から二番目の奥歯に目視で穴のようなものが開いているのが見えました。
歯医者を受診したところ歯ぎしりによるものだろう、と周辺の虫歯に対する治療はしてもらえたのですが、肝心の歯の欠けについてはノータッチ。
マウスピースを着用してくださいとのこと。
次回の診察予定紙にも、前歯の薄い虫歯の治療、歯石除去、ということのみでその歯に被せ物や、詰め物をするという話になりませんでした。
急患として扱ってもらったので、診察予定紙に欠けた歯について処置が書かれるかなと思っていました。
ネット等で調べても、欠けた歯を放置することはリスクが高いと書かれていたため不安です。
現在、むし歯のような風がかかると痛みや、普段も鈍い痛みがあります。
欠けた歯を処置せず放置するということは一般的な対策でしょうか？

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

出来るだけ最小限の侵襲で最大限の効果を得るというMIという理念に基づき、今の歯科治療を行うことが多いです。
いったん削って埋めるという処置を行うことは保険治療では半年に1回しか認められていません。
そういうことからするとマウスピースでその痛みが軽減した後に、最小限の処置ができるということになります。
痛みが軽減しなければ神経を取ることも考えないといけない、というような感じです。
マウスピースを先行して行い、痛みが消えれば、被せまでしないで済むかもしれません。

保険ではいろいろな縛りもあり、患者さんが思うような治療にならないことも多くあるかと思いますが、そういう事情も歯科医師側、保険の制度上もあるということをご理解いただけるとありがたいです。