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2012/04/15
詰め物・被せ物 治療方法

詰め物の量と神経の痛みの関係について

duetan様56歳女性
最近、右奥歯の前の歯が痛みだし、治療にいきました。

診察の結果、詰め物が多く詰まっているので、それが神経を圧迫または刺激しているのではないかということで、その後すぐに根管治療を受けました。

現在、イタリアに住んでおり、その歯もたぶん、こちらで治療されたはずですが、そのときに治療した先生と、今、治療を受けている先生とは別の先生です。

レントゲンでも見せてもらいましたが、たしかに歯の4分1近く詰め物がしてありました。

詰め物の原料はよくわかりませんが、白い詰め物です。

たぶん、セラミックだとおもいます。

一年前もその歯の調子が悪くて、先日治療を受けた同じ先生に見てもらいましたが、詰め物が多いといわれました。

そのときは、歯の中に狭くて長い隙間があるといわれ、一応の処置はしてもらったものの、先生のほうも確信はなかったようで、今度、痛くなったら根管治療しかないといわれていました。

前置がながくなりましたが、詰め物の多さ、または厚さと神経の痛みには関係があるのでしょうか。

今の先生はよく説明をしてくれますが、長く外国にすんでいるとはいえ、医学に関する説明なり用語はやはり理解ができないことがよくあります。

メールだけでの内容では判断しにくいこととは思いますが、いったいどういうことが歯の内部で起こったのか説明していただけると助かります。

また、今後、詰め物を入れてもらうときには、どういう点に注意したほうがいいのでしょうか。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
おそらく、状態的には虫歯が深いということではないかと思います。

それにより、神経に何らかの異変がおきたのではとも考えられます。

症状が出た場合ですが、まず詰めたものを外して、鎮痛効果のあるセメントなどで仮に詰めて症状の推移を見るのがいいのではないかと思います。

それでどうしてもダメな場合、根の治療に踏み切るのがいいのではと考えます。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
海外での言葉が十分理解しにくい中での治療は不安が多いことだと想像します。

＞歯の中に狭くて長い隙間があるといわれ、

たとえばこの言葉ですが、もしかしたらひび割れのことを言っているのかもしれません。

ヒビが神経のほうまで達していたら痛みが出ますし、神経の処置をしなくてはいけないことも十分考えられます。

ひび割れが見た目にあったとしても、その深さを見ただけでは誰も判断できませんよね。

なので確信を持ってヒビが原因である、とも言えないし、逆にヒビが原因ではないとも言えない、という状況ではないでしょうか。

また詰め物の量ですが、詰め物の量が多くなる、イコール歯の量が少なくなってくるということなので、当然歯の強度が落ちてきます。

歯も硬くて全く変形しないようなイメージがありますが、やはりわずかにたわみます。

そのたわみが大きくなると詰め物との間に隙間や、ヒビが出てくる原因となりますので、やはり処置歯とそうでない歯という点で、痛みが出る出ないというのは関連があると思います。

神経（歯髄）に近いかどうかという点でも関係があります。

どうするのが一番か、、、、これはその症状や状況によりけりで、しっかり現状をなるべく理解してもらったうえで判断するしかないと思います。

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