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感染根管治療中、膿を出しても噛むと痛いです。どうしてですか?

ロキソ ニン様28歳女性
下の一番奥の歯が(神経なし、銀歯)噛むと痛くなり、感染根管治療を行なっております。
がたまり、根の先へ押し出されているため、レントゲンでは根の付け根に黒い丸のの塊が写りました。

つい昨日、を取り出す治療を行いました。
取り出したから噛んでも痛くないかなと思ってましたが、噛むと痛いです。
(薬による殺菌、根っこへの新しい詰め物はまだだと思います)
を取り出したから圧迫されないはずなのに、どうして痛むのでしょうか。

通っている歯医者さんは、忙しいのか少し質問しにくい状態で、今回ここで質問させていただきました。
よろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
というのは、細菌感染をした際にその細菌を殺すために血管から滲出液が出てきて、その中の白血球などがどんどんと細菌を食って死んでいった死骸です。
それが骨という密閉空間にたまると圧力が高まるのでさらに痛みが出ます。
その圧力をとりあえず開放することによって痛みがましになります。
もちろん細菌感染は引き続き継続中ですから、当然痛みに関しては続きます。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
基本、根の周りの急性発作がないということで、慢性炎症が存在するのは変わりのないところもあり、咬むときの痛みになるのかと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
根の中の感染により根尖歯周組織が影響を受け、根の先にが溜まり骨が吸収してきます。
この像が根の先に黒い丸に写ってきます。
根尖での感染の影響が根の周りにある歯根膜といわれる歯に掛かる圧力を感知する組織に影響を及ぼすと、その歯に掛かる外力(咬む力)に対しての能力が低下してきます。
そのため、今迄大丈夫だった圧力も限界以上と判断してご自身は痛みとして感じます。
一方急激にを形成している場合は内部の圧力が高くなり周りの組織を強く圧迫するために痛みが生じます。
このような時は根の治療に着手すると、その時点でがあふれ出て、内圧が低下するために痛みが瞬時に収まることもあります。
しかし、一般的には感染根管処置をしても、ダメージを受けた歯根膜の症状が取れないケースが多いかもしれません。

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