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2021/08/12

虫歯治療で歯茎を切開し型を取る方法を勧められました。

かずや様43歳男性
詰め物の下の虫歯を治療したのですが、元々削っている位置が深い為、そのままでは詰め物の型が取れず、詰め物の下にセメントのようなものを入っていて、その治療法では再度、虫歯になりやすいと説明を受けました。
そのため、今回はセメントを使わずに歯茎を切開し骨を削ってスペースを作り、型を取れる方法を勧められています。
治療をしていない隣の歯も同じ状態らしく、どうせやるなら二本合わせての治療を提案されました。
金額は保険適用外で一本当たり、2万5千円で合わせて5万円になります。
治療により、腫れたり熱が出ることもあると説明を受けました。

以下の点について、教えて頂ければ有り難いです。
(1)上記の治療は一般的なのでしょうか?
(2)保険適用の治療(セメントを使う治療)と比べて、虫歯になりにくさはそれほど違うのでしょうか?
(3)歯茎を切ったり、骨を削っても以後、何の問題も無いのでしょうか?

金額もさることながら、コロナ過の中、熱がでる可能性がある治療を受けることに躊躇しています。

ご教授いただければ幸いです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> (1)上記の治療は一般的なのでしょうか?

よくあること、多く行われていることということが一般的なことだとすれば、保険外で行う処置は全部一般的ではないということになります。
ただ縁下虫歯の処置をするためには必要な処置です。


> (2)保険適用の治療(セメントを使う治療)と比べて、虫歯になりにくさはそれほど違うのでしょうか?

全然違うと思います。
セメントで、というのはいわば仕方なくとりあえず延命の処置、といった感じです。


> (3)歯茎を切ったり、骨を削っても以後、何の問題も無いのでしょうか?

骨を削るということで全く問題がないわけではありません。
ですがそうしないことの問題のほうが数十倍は大きいでしょう。
歯茎を下げてしっかりと虫歯処置をするというのがやはり理想的です。
そこまでしっかり処置をする先生が少ないというだけのことだと思います。
費用も妥当なところだと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1)上記の治療は一般的なのでしょうか?

必要である場合行うと思います。


> (2)保険適用の治療(セメントを使う治療)と比べて、虫歯になりにくさはそれほど違うのでしょうか?

セメントですが経時的に溶けることも言われていますので、極力歯肉の外にあったほうが予後はいいと思います。


> (3)歯茎を切ったり、骨を削っても以後、何の問題も無いのでしょうか?

必要最小限であれば問題ないと思います。

池村 光代 先生からの回答

池村 光代
東京都
京橋歯科医院
池村 光代先生
1 歯冠延長術のことだと思います。得意な歯科医師は行っている治療だと思います。私も行います。

2 歯の状態にもよりますが、歯茎の下まで虫歯がある場合は虫歯を削ったり、かぶせものを接着することができません。その為歯を外に出す為に手術が必要になります。2度目の治療とのことなので前回と同じ治療では次回抜歯の可能性は上がってしまうと思います。

3 歯冠延長術が適応な歯という前提ですが、しっかりとした治療を行えば問題はあまりありません。
よく主治医とご相談の上、治療方針をお決めになると良いでしょう。

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