材質の違いを気にされているのですね。
それぞれの材料に利点、欠点があるのでどちらが優れているというのは言いにくいのですが、e-maxはプレスセラミックス、と呼ばれるもので、セラミックブロックを高温高圧でプレスして被せの形態にして、その上にステインという着色をして歯のように見せるというものです。
もうひとつの
ジルコニア、もしくはジルコニアセラミックスというのは
ジルコニアというとても硬いセラミックスを機械で削りだし、その上に通常の
メタルボンドのように
セラミックの粉を盛り上げ焼き上げるという作り方をします。
このほうが自然な色合いが出せるという特徴があります。
(
メタルボンドの金属の代わりが
ジルコニアということですね。)
その分手間暇がかかりますから、やや費用がかかります。
強度の面ではどちらも天然の歯以上の強度があるので比べてもあまり意味がありません。
混乱させると本意ではないのですが、
オールジルコニアというようなものも出てきています。
強度という面でいえばこれが最強ということになると思います。
ただそれのどれが耐久性があり、自然の歯に近いかということになると強度的には落ちますが
オールセラミックだったりもします。
(
ジルコニアを使用しない)
何が一番大切なことかというと、どれだけ被せの厚みを均一に出せる形成をしているか、いかに適合した型どり、適合して強度を出せる精密な技工操作をしているのかという、材料ではなくて技術的なところが大切になってきます。