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2021/02/08
根(神経)の治療 治療方法

根管治療の治療器具が折れて歯根に残っていると言われました。

みの様40歳男性
左下顎の奥から2番目の歯（2010年頃に神経を抜き、クラウンを被せています）の歯茎が、外からみてもわかるぐらい腫れます。
膿を取って抗生物質を飲めば腫れはひくのですが、最近は何度も繰り返すようになっています。
現在海外にいるのですが、当地の歯医者にあまりに腫れがひどいの診察をうけたところ、X線とCTを見た上で以下の通り診断を受けました。

1)以前の根管治療のときの治療器具が折れて歯根に残っている。
2)歯根が非線形となっていて折れている可能性が高い。
3)歯根と骨の間が暗くなっていて、骨が溶けている。
4)今のままでは腫れは再発。根治するにはインプラントしかない。
5)どんどん骨は溶けるので、早いほどいい。

いままで日本で何度も歯科医で診察を受けており、どれも初めて言われたため、特に1)には驚きました。（ありえるのか・・・という感想です）
できるかぎり抜歯は避けたいと思っていたので、他に方法はないのか、ご見解をいただければと思います。
恐れ入りますが、よろしくおねがいします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
再根管治療についてですね。
器具の破折は難易度が上がりますが、それ自体が感染源となってしまうという物ではありません。
少なくとも10年近くは問題なく過ごせています。
上記の中で一番の問題は2番に書かれている歯根の破折です。
歯根破折を起こしていた場合、現在の治療では治すことはできません。
抜歯しか手段がないということです。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
大変お辛い状況のようですね。

残念ながら、根管治療の偶発症の中に、治療器具のリーマー、ファイルなどの破折事故は存在します。

根管内の破折片を除去することが可能な場合があったり、取らなくとも横をすり抜けて根尖までのアプローチが可能だったり、根管治療が上手くいくケースもございます。
それができずに、破折片から先の根管内に原因がある場合は、その根だけの分割抜歯や歯根端切除術などができればそれで対応することも可能です。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
抜歯の一種ですが、ヘミセクションで片割れの根が残せるかどうかの確認も必要かもしれません。

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