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ご相談

歯根破折した歯の治療法について悩んでいます。

ぱぱ様45歳男性
第二臼歯の歯根破折で以前相談させて頂きました。
(治療経緯)
根管治療は終えております。
先生からは、一度抜いて接着剤を付けて再植する方法もあるけど、抜く際に真っ二つに割れると元も子もない。
それは次の対処法ということでした。
内部接着については、スーパーボンドでは歯根のヒビ部分まで接着することが見込まれないようで、MTAやBGシーラーを流し込んで処置ということになりました。
ただ、MTAは膨張性は高いけど扱いが難しく、ヒビの細部まで入り込むかが不明のため、MTAを含んだBGシーラーの方が良いと判断されたということです。

(相談内容)
当初は、最終系として被せ物を考えていました。
固いセラミックなどでは負荷がかかりヒビから割れる可能性があるため、プラスチックか保険適用の金属が良いのではないかということでした。
現在は、2つの手段があるのでどちらが良いかということを聞かれていますが、私自身がメリット、デメリットを判断できておりません。
歯根破折は、教科書では抜歯が正解だというのは理解していますが、まだ歯はあるので少しでも精神的に気にならず、長く使える方法がないかと考えています。

案1:被せ物をする
歯根破折で歯根にヒビが入っている可能性がある場合、被せ物は何が良いのでしょうか。
かかりつけの先生は、保険適用の銀歯が良いのではということです。
場をわきまえず言いますが、銀歯は気持ち的に付けたくないのが正直なところです。
緩衝材として当初提案されたプラスチックが妥当ではないかと素人ながらに考えています。

案2.被せ物をしない
先生から新たにあがった案として、被せ物をせずに低く削り、噛み合わせないようにするのが良いのでは?ということでした。
被せ物にするメリットがあまりないのでというのが理由のようです。
また、歯周ポケットが11mmできたのですが、掃除がしやすいなどもあるようです。

私としては、歯がむきだし?になり気になるのですが(今、舌で触ってしまったりします)。 
その気になる気持ちをずっと感じて生活するのも辛いなと素人ながら考えています。

いずれどちらかの選択をする必要がありそうです。
私も双方(案1、2)のメリット、デメリットを理解しておきたく、何かアドバイス頂けますと幸いです。
また、第3の案があれば伏せてお願いしたいです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯牙破折した歯についてですね。
ポケットが11mmあるんですね。
その歯に関しては、いつ痛みが出たり腫れたりするか全く誰にもわからないという状態です。
基本的に抜歯ということがわかっているということなので、あとはそのような歯に対してどれだけの手間と費用をかけるのかということです。
費用をかければ多少は長持ちする確率は上がるのかもしれませんが、どれも確実なものではありません。


> 歯根破折は、教科書では抜歯が正解だというのは理解していますが、まだ歯はあるので少しでも精神的に気にならず、長く使える方法がないかと考えています。

精神的に苦にならないというのがお金をかけても平気、ということなのか、それとも費用は抑えたほうが気が楽なのかということで大きく変わりますし、どの方法がより長持ちするのかということも実は全くわからない、というのが現実です。
(そのような実験も統計も全くないので、あくまでその先生の経験と勘でなんとなくこれが一番良いのでは、というくらいで処置を決めているのが現実だと思います。)
歯の高さがあるのであれば被せたほうが良いような気もしますし、低いのであれば被せないほうが良いという気もします。
あくまで経験上の話であり、全体像を見ていない私には判断ができないことが多すぎます。

私としては将来インプラントなどを考えるのであれば、もう今のうちに抜歯をするというのが一番良いのでは、と思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
やはり歪むものは割れやすいのではと思います。
機能させないのもいいように思えます。

言えることは、噛む力は何十キロにもなります。
あくまで割れることを前提に考えられていいと思います。

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