(1)
矯正中はヒビや
虫歯には気づきにくいものなのでしょうか?
矯正中は
噛み合わせがどんどん変化していくので噛み方によってはひびが入りやすかったり
矯正装置により
虫歯に気がつきにくいことがあります。
また
矯正の先生はあまり
虫歯に関しては注意を払っておらず見逃すことが一般より多いかもしれません。
(2)「よくあること」なのにヒビの発見と
虫歯予測(私は治療の跡がたくさんあります)はできなかったのでしょうか?
ひびは顕微鏡で見ると歯の表面にそれこそ無数に存在します。それらすべてを処置するのは現実的ではありません。実際にかけたり、症状が出て初めてそのひびに対する処置をするのが一般的です。
(3)神経にまでおよぶ事態ですから、大きく欠けた訳ですよね?
中で
虫歯になっていたという可能性があります。
(4)欠けてしまった隣の歯に黒い
虫歯がありましたが、「治療しなくていい
虫歯」ということで、欠けた歯を治した際一緒にふさいでしまいました。治療しなくていい虫歯っ
てあるのですか?
小さな
虫歯で、表面がまだ欠けておらず黒く変色しているだけというくらいの
虫歯であれば削ってつめるという処置をしなくてもよいという場合はよくあります。
虫歯の定義は歯の脱灰が起こってくることですが、顕微鏡レベルで言うと歯は常に奪回と
再石灰化を繰り返しています。
>(5)欠けた歯がまだ痛いのなら神経を抜かないと・・とのことですが、なんだか他ところも痛く感じてしまって、どこが痛いのか自分でもわからなくなってきてしまいした。私の「痛い」だけで、神経を抜いてしまうなんて・・。医師の診察・検査の結果で神経を抜くわけではないのですか?
検査、見た目だけで処置方針が決まるわけではありません。
症状も大切な情報の一つです。
お医者さんに頭が痛い、といって、CTを撮って何の変化もないから頭が痛くないはず、とはならないですよね。片頭痛などの病気の疑いで痛み止めを処方します。
処方も一つの処置の一つです。
ただ神経に対する考え方はドクターによっても差がありますし、患者さんによっても考え方に差があります。
痛むのでさっさと神経を取ってほしい、という患者さんもいれば痛みが出る可能性を極力減らすという意味で早めに神経を取るという処置方針の先生もいます。
この点に関してはなるべく神経を残したいということを伝え、なるべく残してくれる先生に処置をしてもらうことが大切だと思います。