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2011/07/16
詰め物・被せ物 治療中

被せ物を取った時に歯が欠けたので抜歯しました。

ぽんぽん様39歳男性
５年以上前に神経を抜いた６番の歯が固い物を食べたときに痛かったので引っ越していたので近くの初めて歯医者に行きました。

そのときにレントゲンを撮って見たところ歯茎が沈んでいたので歯茎からくる痛みだろうということでその日に被せ物をとったときに、おそらくその歯がかけたのか、もともとかけていたのか歯が割れてしまったようでした。
歯が痛かったのは歯茎ではなく神経をとった歯に血がたまって圧がかかり痛みが出たのだろうということでした。
その日は歯がかけたことなどはなにも言われずに簡単な詰め物をして様子を見たいから一週間後に来てくださいとのことでしたが、次の日にビスケットを食べたときにそこの歯が痛くて見たところ血が出て歯がぐらぐらで、次の日に歯医者に行ったところ歯が割れてて抜歯しないといけないといわれて結局抜歯しました。その時に先生に歯はもともと割れていたのかかぶせものをとっているときに割れたのか、聞いたところもともと割れていて昔に治療したときから亀裂がはいっていたのでしょう、とのことでした。

今抜いたところの治り待ちで他の虫歯の治療中ですが最初の治療の時にかけたことなどなにも知らされずに帰されて、一週間様子みたいだのすごく今の先生に不信感を抱きながら他の虫歯も治療してもらっています。

本当にもともと亀裂などが入っていたのでしょうか？本当にもともと割れていたのであればレントゲンに亀裂など映るのではないのでしょうか？歯を抜いてすごくショックでその先生の医療ミスではないかと毎日悩んでいます。

実際医療ミスの可能性はありますか？また医療ミスの可能性がある場合僕にはどうゆうことができますでしょうか？

質問長くなってしまいましたがよろしくお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
6番の歯が痛みがあったので歯科医院に受診したんですよね。

その時に何らかの異常事態がその歯には起こっていたということは、お分かりいただけると思います。

神経を取っている歯は、もろく、かけやすく、虫歯になってもそうとうな大きな虫歯でない限り、なかなか気がつかないことが多いです。
さらにレントゲンを取ってみると歯の周囲の骨が沈み込んでいた、という説明を受けたようですが、単に歯周病で、歯の周囲の骨が溶けていたものか、それとも被せの中で虫歯になっており、歯そのものがもろくなっていた可能性が高いと思います。

通常被せを取ったり、中のものを取ったりするのに、何らかの力は加わるわけで、取っている最中に激痛とか、すごい力を入れていた、ということが無ければ、普通の力で除去しており、歯が欠けてしまった、割れてしまった、もしくはすでに割れていたということが考えられます。

今回ビスケットを咬んだのはポンポン様であり、そのくらいの力でかけるくらいのぼろぼろの歯であったということが文面からも想像できます。

その根っこに、もし被せをしていたら、数日持たず歯に痛みが出たことが想像できます。

残念な結果になったことは不幸なことだと思いますが、それをすべて医療者のミスというように考えると、ドクターと患者さんとの信頼関係は築けません。

どうしても不信感があるのであればドクターを選ぶ権利は患者さん側にあります。

医療ミスであるということの証明は患者側がしなければなりませんからその立証は極めて困難である、もしくは不可能だと思われます。

また私見ですが、ミスではなく通常の治療だと思います。

小郷　邦治　先生からの回答

岡山県
小郷歯科医院
小郷　邦治先生
この場合の、「５年以上前に神経を抜いた６番の歯が固い物を食べたときに痛かった」ときに、この歯は割れていたものと、思われます。

その時点で、痛みを感じていることからそのように判断できます。
レントゲンでは、その時点では、破折線はほとんど確認できません。
デジタルレントゲンでは、角度を多数撮影することで、確認できることがあります。

また、５年前のレントゲンと比較すれば確認できますが、転医しているので、いたし方ありません。

加えて、「その日にかぶせものをとったときに」は、歯は破折することは、通法では有り得ません。

結論から、言えば、その歯は、「固い物を食べたときに」の以前に自然に破折したものと思われます。

稲澤　陽三　先生からの回答

稲澤　陽三
長崎県
稲澤歯科医院
稲澤　陽三先生
噛んだときヒビ又は破折した可能性が強いと思います。

被せものを外す程度で破折は簡単に起こりません。
レントゲンで大きな亀裂は分かりますが、小さな亀裂は見落とす事があります。

１週間の間に亀裂が大きくなったとおもわれます。様子見の１週間経過して原因がはっきりしてきたことになります。破折の疑いがあっても、その日に抜歯しなくて原因や症状が確定してから処置することになります。

小さい亀裂で症状がでない場合は抜かないで再度被せることもありますが大きな亀裂は保存が難しいので抜歯になります。従って治療の手順は一般的で医療ミスの可能性は有りません。

担当医に状況を詳しく聞いて下さい。以上です。

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
大変ショックを受けられていることは文面からよくわかります。お察しいたします。

可能性のことしかお話しできませんが、神経をとって失活（死んでしまった）した歯はひびが入ることはよくあります。生きている木の枝には、弾力がありますが、枯れ木の場合は折れやすいのと同様に歯も弾性がなくなり、割れやすくなります。そのため、神経をとった歯は詰め物（内側性）ではなく、被せ物（外側性）のものが、安全と考えられておりますが、被せても、リスクは残ります。

硬い物を食べた時、痛みを感じたそうですが、その時ひびが入ったことも考えられます。レントゲンに写るのではないかとのことですが、縦に入るヒビですので根の治療に使ったお薬と重なってしまうケースが多くなかなか読み取るのが難しいのが現実です。完璧に割れて遊離してしまえば一目瞭然ですが。

その後、被せ物をとったことで、全体的に弱くなり一気に割れたのではないでしょうか。

医療ミスを問うことは、難しいケースと思います。なるべくしてなった結果のように思いますが、しっかり説明をしてもらっていれば歯を失うことになったのは非常に残念ですが、納得できたケースだと思います。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
この場合ですが、この歯には初診の段階ですでに亀裂がはいっていたと考えるのが妥当ではないでしょうか。

この場合の亀裂ですが、レントゲンに写ってきません。またはずした時ですが、拡大鏡などが無いと見つけるのは非常に困難な病態と言えると思います。

医療ミスで亀裂が入ったのではなく、硬いものを食べた時にまず亀裂が入ってしまったと考えるのが妥当ではないでしょうか。

その亀裂が食事等の刺激により完全に破折してしまったように思えます。
私も時々経験することがあります。

逆に早めの発見でまた症状が出ていたことで、処置ができたのと、、逆に症状があまりなく経過が長くなってしまうと骨が吸収しすぎてしまうことも多々ありますので、ある意味不幸中の幸いだったような気もします。

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