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ご相談

熱い物や冷たい物がしみます神経を抜かなければダメでしょうか?

うるちゃい様48歳女性
初めて相談させていただきます。

チョコレートなどの甘いものを食べると、左下の6番と7番の歯が少し沁みたので、歯科に行き、現在も治療中です。その歯は15年以上前に一度治療しています。

元からかなり削ってあるので虫歯を削った時に神経にあたるかもしれない、削った後も痛みがあれば、神経を抜く必要がある、との事でした。

治療した当日は数時間は痛みがありましたが、それ以降は何もしなければほぼ無痛でした。

ただ、熱いもの冷たいものには、キーンとした痛みのような響く感じが少しありました。

10日後ほどの次回の治療の時に、その事を話すと、やっぱり神経にあたっていたみたいなので、神経を抜きましょうと言われました。

普段は無痛だったので、神経を抜くのはかなり抵抗もあり、治療中で詰め物をしただけの歯なので、神経まで近くて壁が薄いので(?)、熱が伝わって響いているだけなんではないかと素人考えで、歯科医の方に聞いてみました。

しかし、あたっていなければ全くの無痛だ、とのことで、神経を抜くことになりました。

6番の歯が響く感じなのは確実だったのですが、隣の歯が熱に響くのかは曖昧だったので、今は6番の歯だけ治療をしていますが、7番の歯も暑さに響く感じはあるようです。

普段は無痛で、本当に大した痛みではないのですが、やはり7番も神経を抜かなければいけないのでしょうか?

あと医師から、以前治療した歯なので、神経がかなり細くなっており、あく時とあかない時があるので、神経を取り辛く長引きます、との事でした。

今神経の治療をしてから4回目ですが、削っている時にたまに痛みがあります。

他の歯の神経を抜いた時は、2回くらいの治療で無痛だったような記憶があるのですが、この回数は一般的でしょうか?

また、あく時あかない時とはどういうことでしょうか?

ダラダラと解り辛い文章で申し訳ありませんが、ご返答宜しくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
7番ですが、今は経過観察、神経は抜かないほうが良いのではと考えます。

症状が持続的、頻発する場合に考えられていいと思います。
あくとかあかないとかですが、通常虫歯が深くなった歯の神経は一般的に細くなります。

かつ、(神経の入っている根っこのところを根管といいます。)根管炎症やばい菌の侵入などを防ぐためバリアをはろうとします。
そのバリアを2次象牙質といいます。それが根管の壁にできますので必然的に根管は細くなります、で神経もそれにつれて細くなります。

硬い組織ができますと、健康な時に比べて細く硬くなりますので 開きにくくなります。そのことを開くとかあかないとかで表現します。

神経の代わりになるものを詰めるには、ある程度の太さが必要ですので、その治療を根管治療といいます(根管をあけるといった表現だとわかりやすいかもしれません)。

また細くなった根管をいじって痛みがあるのは、わかりやすく言えば、細くなった神経が根管にへばりついて見つけにくくなることがありそれに触れて痛みが発現すると考えていただければわかりやすいかもしれません。

根管の治療は、通常1から数回と考えてください、上述したように歯の状態で変わってきます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
まず神経ですが、症状があまりひどくないようであればさわらない方が良いことは良いです。隣の歯に関しては出来るだけさわらないようにした方がいいと思います。

そして神経が細くなるということですが、これはそのドクターの言うとおりです。

歯の中の神経、歯髄といいますが、これは周囲からの刺激によって、または加齢によってどんどん細くなっていきます。

また、形態も奥歯になると非常に複雑で、完全に開けるのが非常に難しくなることがあります。

そのため2回くらいで終わることもあれば10回くらいかかることもあります。
開かないというのは、根っこの先端まで器具が到達しないということですが
途中ですごく曲がっていたり、ほかの方向にステップが出来てしまったり
と言ったことがあり得ます。

本来神経の処置は本当に、非常に難しいものであるということをご理解ください。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
麻酔下で治療している時、痛みを感じなくともその時加わった刺激は残っているので、麻酔が切れた後痛みを感じることは当然だと理解して下さい。

また、治療終了後も、ある程度の熱刺激に反応するのも、止むを得ないと思って頂きたい。

通常は、虫歯の深さにもよりますが、次第に反応が鈍くなり、いずれ、感じなくなるはずです。

しかしながら、程度問題で、刺激に対する痛みが、かなり続くようなら、やはり神経をとらなければいけないこともあります。

また、虫歯がだんだん深くなりますと、今まで感じたように、次第に痛くなりますが、それを保護・防御するように歯の中にある神経の部屋(歯髄腔)の内面に象牙質が新たに添加され、イメージとして、天井が低くなり、部屋が狭くなってきます。同時に根の中の神経が入っていた道(根管)も細くなり治療が非常に難しくなります。

開く、開かないという言葉はそのことを指していると思われます。

大臼歯ですと、根が3本も4本もありただでさえ時間がかかる上、細くなってしまうと更にやり辛くなるので以前より回数がかかっているのだと思います。

経験があると思いますが、根の治療が終わっても、暫くは圧力に対し反応しやすくなります(噛んだとき、以前より強い力で噛まなくとも痛みとして感じます)が、その症状も自然に落ち着いてくるはずです。

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