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2019/07/27
根(神経)の治療 治療疑問

不可逆性歯髄炎と判断されて神経を抜いたが、適切でしょうか？

えん様26歳女性
こんにちは
先日冷たいものがしみるということで歯医者に行ったところ、
・その歯は以前に神経近くまで虫歯治療をしていた
・押すと他の歯より少しだけ動く
・レントゲンで見たところ歯根膜の形が他より少し浮いたようになっている？
ということで、不可逆の歯髄炎と判断され神経を抜かれました。
ですがしみるという症状が出始めたのが10日ほど前で、日常生活に支障をきたすほどではなく、熱いものがしみたりということもありませんでした。
不可逆性歯髄炎について調べると、私よりもっと重い症状が出てきており、私の歯は神経を抜かずとも治るものだったのではないかと思ってしまいます。
前歯だということもあり、治療後ずっともやもやしているし、不安です。
歯医者の処置は適切だったのでしょうか？

酒井　信　先生からの回答

酒井　信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井　信先生
非常に難しいご質問です。
実際に拝見していないので安易にお応えすべきものでもないことをまずお断りさせていただきます。

歯髄は一旦除去してしまうと歯は失活してしまいます。
長い一生ですので歯科医師は全て、できれば取らずに対応できればと思っていると思います。
虫歯を削っていって、歯髄が透けて見えるか歯髄腔に穿孔した場合はたとえ症状が無かった場合でも多くのケースで歯髄変性をきたし、いずれ根管治療の必要な状況になります。

今回のケースでは以前に歯髄近くまでの削合があり、冷水痛も出て、更に動揺もきたしていたことから総合的に歯髄に変性が起きていたと診断されたのだと思います。
急性の歯髄炎の場合は、痛みが強く出ているため神経を取って劇的に症状が改善する経過をたどると疑問の余地もないのですが、変性が起き始めているような状況だと果たして本当に必要だったのか疑問に思うことは十分に理解できます。

その正誤は担当医しか解りません。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
歯髄の処置についてですね。
とても丁寧に説明をされているようです。
もし上記のような状態でレントゲン上も怪しいという状態だけど経過を見ましょうと言っていたとして、1ヶ月もしないうちに急に激痛が出たとしたら、あの時そういうことが疑われたのであればちゃんと処置をすべきだったのに、ということになりませんか？
このネットの質問コーナーにもそういう質問が過去数回ありました。
すべてはたらればの話であり、適切であったかどうかをあとから判断することは全く意味がありません。
40％の成功率、ということで成功した人にとって見れば40％でもやったほうが良かったとなりますが、だめだった人からすると60％はだめなのがわかっているんだからやらなきゃよかったのに、という話になります。
今痛みが治まっているのであれば処置としては適切だったと言えると思います。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
様々な診断、治療方針がありますので間違いではないと思います。

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