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ご相談

2019/06/29

詰め物・被せ物治療方法

右上4番の被せ物の材料で歯に負担の少ないものはどれ？

金魚様49歳女性

はじめまして、貴重なお時間を頂き感謝いたします。
右上4番の被せの中が虫歯になり、被せものが取れました。
抜歯は免れましたが、残りの歯がほとんどない為、歯茎を1〜2mm切開して、新しい被せものをつけることになりました。
少しでも長くこの歯を大切に残したいと思っています。
◯オールセラミック
◯メタルセラミック
◯セレック
（通院中の病院の選択肢になります。白の被せを希望）のどれにするか小臼歯の情報が少なく悩んでおります。
美しさよりかは、適合性を重視して歯への負担が少なく長期温存できればと思います。
土台は、ファイバーコアをお願いしようと思っています。

被せた後は、クリーニングを怠らないようにケアしていきます。
アドバイスのほど、よろしくお願い致します。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

被せの種類についてですね。

> 少しでも長くこの歯を大切に残したいと思っています。
> ◯オールセラミック
> ◯メタルセラミック
> ◯セレック

被せものの強度についてはどれもそれほど変わりません。
オールセラミックと言ってもその中身が一体何なのか？
イーマックスなのか、ジルコニアなのか、ジルプレスなのか、細かく言うと何十種類とあるのでなかなか一言では言えません。
セレックは削りだしなので色のバリエーションが難しいとか細かな違いはありますが、長持ちさせるための要件としてプラークを寄せ付けないという意味ではほぼ同等です。
適合性もしっかりと形成して型取りを正確にできればほぼ同じですし、絶対にこれがいいということがなかなか言えないのが現状です。

> 土台は、ファイバーコアをお願いしようと思っています。

ファイバーコアはフェルールがあることが条件の一つです。
フェルールというのは被せの縁に自分の歯が1，2mm全周あるということで強度が保たれるというものです。
したがって今回のように歯茎を切らないといけないような条件では、逆に不利に働くこともあります。
（もちろんそれも考慮したうえでファイバーを使用する先生もおられます。）
ですからより良い方法で、というように、材料を指定せず任せるほうがいいと思います。