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上顎のインプラントと顔面麻痺の影響について教えてください。

なやめるこ様59歳女性
お世話になります。
20年近く使っていた右上3番〜6番のブリッジ(4番欠損)が、この度5番の歯肉に腫れがあり、根の部分が膿んでいた為、抜歯しかないとの事で、ブリッジを壊し無念なのですが、5番も抜歯しました。
現在4番と5番が欠損です。
実は、今年1月に右側顔面麻痺を発症し、現在、表情や顔の動きは戻りましたが、まだピリピリする感じが残っている状態です。
どのくらいで完治するのか、あるいはこのままなのかは不明な状況です。
歯科医院では、抜歯した箇所にはインプラントを勧められましたが、上顎4番5番のインプラントによる顔面神経への影響がないかと非常に心配しています。
よく聞くのは下顎の神経での事故ですが、上顎の場合、三叉神経への影響や麻痺の心配はありますでしょうか?
また、まだ心配があるので、暫くはインプラントは無理なのではないかと考えると歯科医院へ伝えたところ、1〜2年くらいは、4番5番欠損のまま、3番〜6番のブリッジ(2本で2本を支える)を保険のブリッジで戻し、それから時期をみてインプラントをする事を提案頂きました。

以下4点相談させて頂けますでしょうか。
1)上顎4番5番へのインプラントでの三叉神経や顔面麻痺への影響はどのように考えるべきでしょうか。もし影響がなければ、いったんブリッジを戻すという事はせずにすぐにインプラントを進めたほうがよいでしょうか。
2)あるいは、暫く時間をおくため、ブリッジを戻す事にした場合、3番〜6番のブリッジ、2本で2本を支える状況、は強度的に大丈夫でしょうか。(7番は健康歯のため長いブリッジのため削る事は抵抗があるため)
3) あるいは、他の医院を探して義歯の選択をすべきか。その場合、6番は根の治療がしていないので、リスクをとって根の治療をすべきか(根の治療をする事により歯が割れるリスクがあると言われました)、そのまま被せて問題ないか、こちらも悩ましく思っております。

先生方に教えを乞いたく、お願い申し上げます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
治療方法についてですね。

> 1)上顎4番5番へのインプラントでの三叉神経や顔面麻痺への影響はどのように考えるべきでしょうか。もし影響がなければ、いったんブリッジを戻すという事はせずにすぐにインプラントを進めたほうがよいでしょうか。

上顎には、大きな神経はなく抹消の細い神経しかないので三叉神経痛や顔面麻痺とは関係はないと思います。


> 2)あるいは、暫く時間をおくため、ブリッジを戻す事にした場合、3番〜6番のブリッジ、2本で2本を支える状況、は強度的に大丈夫でしょうか。(7番は健康歯のため長いブリッジのため削る事は抵抗があるため)

大丈夫かどうかは結果論です。
2年間大丈夫だという確率が50パーセントだとしたら、半数は大丈夫ですが半数は駄目だったという結果ということです。
そのどちらに入るかは誰にもわかりませんよね。


> 3) あるいは、他の医院を探して義歯の選択をすべきか。その場合、6番は根の治療がしていないので、リスクをとって根の治療をすべきか(根の治療をする事により歯が割れるリスクがあると言われました)、そのまま被せて問題ないか、こちらも悩ましく思っております。

これもすべて結果論です。
今の時点ではどうしたほうがいいのかなんて誰にもわかりません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1)上顎4番5番へのインプラントでの三叉神経や顔面麻痺への影響はどのように考えるべきでしょうか。もし影響がなければ、いったんブリッジを戻すという事はせずにすぐにインプラントを進めたほうがよいでしょうか。

無理をせず経過を見てからのほうがいいと思います。
影響については何とも言えませんが。


> 2)あるいは、暫く時間をおくため、ブリッジを戻す事にした場合、3番〜6番のブリッジ、2本で2本を支える状況、は強度的に大丈夫でしょうか。(7番は健康歯のため長いブリッジのため削る事は抵抗があるため)

問題はないと思いますが、定期検診をきちんとしましょう。


> 3) あるいは、他の医院を探して義歯の選択をすべきか。その場合、6番は根の治療がしていないので、リスクをとって根の治療をすべきか(根の治療をする事により歯が割れるリスクがあると言われました)、そのまま被せて問題ないか、こちらも悩ましく思っております。

あくまでご自身との相性ですので。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
なやめるこ 様、初めまして。
右上4,5番欠損後の治療方法について、お悩みの事と拝察申し上げます。

一般的に抜歯後の治療方法には、以下の方法があります。

1.部分義歯(取り外し式の義歯
 殆ど全てのケース適用出来ます。(健康保険適用)

2.ブリッジ
 欠点:前後の歯を削らなければならない。健康保険適用、

3.自家歯牙移植
 親知らず等を抜いて移植する

4.インプラント
 健康保険外


> 1)上顎4番5番へのインプラントでの三叉神経や顔面麻痺への影響はどのように考えるべきでしょうか。もし影響がなければ、いったんブリッジを戻すという事はせずにすぐにインプラントを進めたほうがよいでしょうか。

顔面神経の走行は筋肉に走行しています。
その為、骨に植立するインプラントは直接影響する事は有りません。


> 2)あるいは、暫く時間をおくため、ブリッジを戻す事にした場合、3番〜6番のブリッジ、2本で2本を支える状況、は強度的に大丈夫でしょうか。(7番は健康歯のため長いブリッジのため削る事は抵抗があるため)

3番6番2本でのブリッジは、負担が大きい事は確かです。
7番を削る事は余りお勧めは出来ません。


> 3) あるいは、他の医院を探して義歯の選択をすべきか。その場合、6番は根の治療がしていないので、リスクをとって根の治療をすべきか(根の治療をする事により歯が割れるリスクがあると言われました)、そのまま被せて問題ないか、こちらも悩ましく思っております。

腕の良い技工所と歯科医師による部分義歯は、結構持ちます。
6番の根の治療は、レントゲンによる詳しい診査が必要です。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
インプラントそのものは適正な診断のもとに処置されれば三叉神経や顔面麻痺の心配は殆どする必要は無いでしょう。
ただしインプラント処置は、顔面神経麻痺の症状が落ち着いてからのほうがよいと思います。

その間、3番と6番を土台としたブリッジ補綴もありだと思います。
20年も症状が出ていない歯ならば、そのまま利用してもよいのではないでしょうか。

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