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炎症が完全に消滅しない状態でインプラントをした時のリスクは?

uj様42歳男性
先日、歯の割れが原因で1日で抜歯、骨の補填、インプラント手術(被せ物以外)を行える韓国に行ったのですが、CTを取ったところ炎症が想像以上に(放っておくと顎の骨まで侵食するレベル)大きく、結果 当日は抜歯のみで 炎症が消滅する1ヶ月以上後に再度骨の補填、インプラント手術(被せ物以外)を行うという診断となりました。

1、このような炎症は本当に1ヶ月程度で完全に消滅するものなのでしょうか?
2、仮に完全に消滅していない状態で手術を進めてしまった場合、何らかのリスクはありませんでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
インプラントをお考えになっているんですね。

> 1、このような炎症は本当に1ヶ月程度で完全に消滅するものなのでしょうか?

炎症反応というのは生体の防御反応のことです。
例えば外傷を受ける、細菌感染が起きるというようなものに対して生体が防御反応を起こすというものです。
歯が割れていると常にそこに細菌が巣くっているので、ずっと炎症が起きています。
いわゆる慢性炎症です。
でもその原因が歯とともになくなればその炎症は治まります。
抜歯はいわば外傷です。
それも1週間もすれば炎症は治まります。
1ヶ月というのはインプラントをするのにさらに有利になるように抜歯をした後が上皮化、粘膜でしっかりと覆われるということを狙っているのだと思います。


> 2、仮に完全に消滅していない状態で手術を進めてしまった場合、何らかのリスクはありませんでしょうか?

炎症が続く、細菌感染が骨そのものにまでということになると骨髄炎と呼ばれる状態です。
痛み、腫れが続き、非常に治療も困難な状態なので、1か月経ってその様な状態だとインプラントなどはどう考えてもできないので無理に進めることはないと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
炎症の原因歯が無くなっていますので、回復していると思います。
炎症が残っている状態では造骨・インプラントオペは避けたほうがよいでしょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> 1、このような炎症は本当に1ヶ月程度で完全に消滅するものなのでしょうか?

場合によりけりかと思います。


> 2、仮に完全に消滅していない状態で手術を進めてしまった場合、何らかのリスクはありませんでしょうか?

リスクとしてはインプラントの失敗かと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
uj 様、初めまして。
インプラント予定歯の炎症でご不安の事と拝察申し上げます。

> 1、このような炎症は本当に1ヶ月程度で完全に消滅するものなのでしょうか?

歯が割れている場合、割れ目を中心に、慢性炎症が進んでいる場合が、多々有ります。
抜歯後1か月で完全に治癒するかどうかは不明です。


> 2、仮に完全に消滅していない状態で手術を進めてしまった場合、何らかのリスクはありませんでしょうか?

炎症が完全に治っていない場合は、細菌が残っていますので、リスクはかなり高いです。
インプラントの失敗につながる場合も有り得ます。

インプラントは、入れた後の長期のメンテナンスが極めて重要ですので、何か有った場合にすぐ診て頂ける距離の医療機関が無難です。

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