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2019/04/16

年を取ると口元が下がると聞いたが、出てきている人が多く感じる

まる様30歳女性
以前、歯医者の先生が歳を取ると、口元が下がって老けた感じになるとおっしゃっていたのですが、しかし実際には歳を取ると口元が出てきている人が大半のような気がします。

これはどういうことなのでしょうか?
実際はどっちなのでしょうか?

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
奥の歯がすり減って、噛み合わせが深くなりそのようになることもあるかもしれません。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
モドルモ 様、初めまして。
老化と口元の関係についてお知りになりたい事と拝察申し上げます。

ご指摘の通り、老化に伴い、口元が下垂してくる場合と口唇が前方にとび出てくる場合が有ります。

1.一般的に、ご自分の歯が多数残っておる方、歯が抜けてしまっても、歯科学的にしっかりした義歯できちんと食事が噛めている方は、老化に伴い、口元が下垂方向へ変化していきます。

2.他方、ご自分の歯を多数失い咬合高径(正しく噛んだときの上顎と下顎の距離)が減少して、「くしゃおじさん」の様な顔になってしまう方は、上下の口唇が、前方に飛び出す傾向に有ります。

歯を失い、放置致しますと顔貌がどんどん変化して、顔が短くなります。
最近の研究では、歯の無い人は、寝たきり等の介護期間が長くなることもわかってきています。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
口元の見た目に関してですね。
簡単なことです。
口呼吸をしている人はだんだん歯が前に出てきます。
噛み癖のある人も奥歯がだんだんすり減ったり歯の本数が少なくなりお口全体の高さが低くなると前歯が強く当たり、前歯がだんだんと前に出てきます。
そうなると口元は出て見えますよね。
でももっと進行して前歯が全部なくなってしまったら、唇を支える歯が無ければ口元は引っ込みますよね。
ということでどちらも正しいです。
昔は総入れ歯の人が大半でしたが、今は80歳でも平均12本の歯が残っていると言われますからそう感じるのでしょう。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
歯はとても硬い物質ですが、毎日咬むという行為をおこなっていると、だんだんすり減ってきます。
そういう意味では、20歳前後に永久歯噛み合わせが完成した時のお顔の長さは、歯がすり減った分だけ歳と共に短くなる傾向にあります。
また、顔の筋肉の張りが無くなると、頬がたるんだ感じになるかもしれません。
一方、臼歯部(奥歯)の噛み合わせがすり減るのと同時に前歯の上下の当たる部分も上手くすり減れば、上記のような自然の変化になるのですが、歯周病になると歯は生理的動揺以上に動くようになります。
臼歯部の噛み合わせは、上下でかみ合っていますが、前歯部は上の歯が下の歯に被さるような噛み合わせが一般的です。
臼歯部が咬んだ時動くと前歯での当たり方が強くなります。
強く当たっても支えがしっかりしていれば歯はすり減ってくれますが、支えが弱いと上顎の歯は前に押し出されます。
所謂、出っ歯になってきます。
しっかりとした奥歯での噛み合わせは、そういう意味でも非常に重要です。
日本人は、歯周病が国民病と言われているほど罹患者が多いです。
歯がある人でも、歯周病がある程度進行していると、前歯(口元)が出ている人が多く感じるようになります。

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