歯のお悩み相談詳細

ご相談

自覚症状のない根尖病巣の様子見をすることに不安があります。

寝る子様45歳女性
顎関節症の痛みを虫歯の痛みと勘違いして近所の歯医者を受診し、レントゲンを撮って頂いたところ、自覚症状のない歯に根先病巣が見付かりました。
担当のお医者様からは、この歯はクラウンを外してしまうと抜歯になる可能性があり、今は自覚症状もなく、歯茎の様子も良好なので、このまま様子見していきましょう、と言われました。

今後も、子供と一緒に月一のペースで歯のメンテナンスをして頂くことにはなっているのですが、自覚症状が出るまで放置することで、只でさえ低い【抜歯にならないで済む可能性】が、それこそゼロになってしまうのではないか?自覚症状が出たときには、骨が取り返しのつかないほど損なわれたりするのではないか?と、本当に心配でたまりません。

今の歯医者さんは、治療も丁寧ですしスタッフの皆さんもとても感じがよく、歯のメンテナンス(定期検診?)をおまかせすることについては何の心配もない、むしろこちらから頭を下げてお願いしたい!くらいの勢いなのですが、根管治療を専門にしているところではないので、もしどうしても抜歯は嫌だ!出来うる限り避けたい!でも根尖病巣も治したい!となれば、問題の歯は別の専門医に治療して頂くしかないのかもな、と思ってはいるのですが、何となく気まずくて、それを伝えられずにいます。
これからも通うのに、気を悪くされたら困るなぁ、と。

という訳でまとめると
(1) 現時点で自覚症状のない根尖病巣の様子見というのは、症状が出たら抜歯、という意味なのか
(2) (1)がNOだったとして、現時点で自覚症状のない根尖病巣について、時間の経過と共に治療の成功率が下がるようなことはないのか?
(3) 今の歯医者さんにかかりつつ、他の歯医者さんでの治療を希望することは、失礼に当たったりしないのか?そのような希望は、どのように伝えるのが一番角がたたないか?

以上3点をお尋ねしたく、投稿させて頂きました。
不安のあまり、顎関節症の痛みも悪化傾向にあります…。
回答の方、どうかどうか宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
> (1) 現時点で自覚症状のない根尖病巣の様子見というのは、症状が出たら抜歯、という意味なのか

そうだと思います。
おそらく現時点で破折や骨がない可能性が考えられます。


> (2) (1)がNOだったとして、現時点で自覚症状のない根尖病巣について、時間の経過と共に治療の成功率が下がるようなことはないのか?

可能性はあると思います。
やはり根の治療は早めの方が結果がいいと思います。


> (3) 今の歯医者さんにかかりつつ、他の歯医者さんでの治療を希望することは、失礼に当たったりしないのか?そのような希望は、どのように伝えるのが一番角がたたないか?

一度セカンドオピニオンで診てもらってもいいかどうか聞くのがいいと思います。
うちにもそのような患者さんが来たことがありまして、元の主治医はセカンドオピニオンをオススメしたようです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
根尖病巣についてですね。


> (1) 現時点で自覚症状のない根尖病巣の様子見というのは、症状が出たら抜歯、という意味なのか

今は手を付けないということだと思います。


> (2) (1)がNOだったとして、現時点で自覚症状のない根尖病巣について、時間の経過と共に治療の成功率が下がるようなことはないのか?

あり得ます。


> (3) 今の歯医者さんにかかりつつ、他の歯医者さんでの治療を希望することは、失礼に当たったりしないのか?そのような希望は、どのように伝えるのが一番角がたたないか?

これについては私もよくわかりません。

今自覚症状がない根尖病巣ということですが、レントゲンでは今骨の状態が根尖部で骨の成分がないということしかわかりません。
感染があるのか、もうすでにないのか、感染があっても生体の免疫力によって抑えられる程度なのか、それともだんだんと免疫のほうが負けている状態なのかそういうことはわかりません。
何年も何十年もその状態で過ごす方もおられますし急に腫れる方もおられます。
今の状態で外してちゃんと治癒するかどうか、それがわかるのはもしうまくいったとしても数年先ですし、痛みが出たり、歯にかぶせをしているものを取ったり土台を取ったりすることによって歯にダメージが出て抜歯になる可能性もあります。
痛みが出だしたりすることも可能性としてはあり、そうなるとやぶへびです。
うまくいくならやるけどそうでないならやらない、ということを事前に判断することは出来ません。
そういうこともあるので、私も症状のない状態で外したら抜歯になる可能性があるものに手を付けることはしません。
今後2年3年たって同じようにレントゲンを撮って病巣が大きくなっているとか歯茎が腫れるとか痛みが出るということがあれば、それよりは治療をしたほうがいいと判断するかもしれません。
もちろんその間にどんどん抜歯に近づく可能性があることは事実だと思いますが、メリット・デメリットをよくよく考えて処置を決めるほうがいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
クラウンを外してしまうと抜歯になる可能性が高いと判断されたので、もしそうなら治療目的で行ったことでも結果的に現在痛みの無い歯を抜歯することになるので申し訳なく思っているのかもしれません。

実際痛みが出たなら手を付けざるを得ないので、クラウンを除去し根管治療を行うことになるでしょうが、その時点で抜歯の必要が無いなら治療は可能でしょうが歯の状態が悪く抜歯が妥当との診断になれば寝る子様も抜歯にあきらめがつくと思われているのかもしれません。

実際金属で覆われている部分はレントゲンでも確認できませんし、見える部分の根の状態がを外したら再度の補綴に耐えるほど丈夫でないと思われるケースもあります。
そのような時患者さんが抜歯を覚悟していない状態で手を付けて抜かなければいけないを後から告げた場合トラブルになるケースもあります。
寝る子様がクラウンを外して、結果抜歯となってもよいとお考えなら、かかりつけの先生にお願いしてもよいでしょうし、どうしても先生がその気にならないようなら別の歯科医師にお願いしてもよいと思います。

先生には今後もメンテナンスをお願いしたい旨十分説明し、この歯だけ他の先生に治療をトライしてもらうとお話ししてもよいと思います。

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