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2010/11/26
親知らず 治療後

親知らずの抜歯にアテロコラーゲンを使用しませんでしたが…

たま様59歳女性
こんにちは。
10日前に下顎の水平埋伏の親知らずを1本抜歯をしました。
医師にアテロコラーゲンの挿入を勧められましたが、その時点ではなぜか素材の安全性（BSE感染等）が気になってしまい使用しませんでした。

抜歯後、医師から骨が結構堅かったので骨再生は見込めないと言われ心配です。骨再生ができないと将来どのような不具合があるのでしょうか？（今はアテロコラーゲンに対し過剰に不安になってしまった事を後悔しています。）

後からでもアテロコラーゲンを入れる事は可能でしょうか？
できるとすれば、その効果は期待できますか？

よろしくお願いいたします。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
骨がかたいということは、出血量が少ないということも言えます。

血が少ないと骨になる細胞が出てこなくなりますので、抜いたままの状態で治っていく、骨が盛り上がってこないことが考えられます。

骨が盛り上がってこないと、歯肉が盛り上がりませんので、抜いた歯の後ろの根が露出して冷温水痛に過敏になることや汚れから歯周病、虫歯などになるリスクを抱えるということになりかねません。

後からの処置としては、骨に小さな穴をあけて血を出して骨の再生を促すなど様々な処置ができます。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
アテロコラーゲン、恐らくテルプラグのことだと思います。

親知らずを抜いた場合、創面保護と、血餅の保持のためにアテロコラーゲンを入れることは有効だと思います。
ただ、入れたら骨がどんどんでき、入れなかったら全くできないというもの
ではありません。

実際のところ抜いたところの骨が堅かったのであれば、コラーゲン入れていてもあまり骨の再生は期待できなかったかもしれません。

これは個人個人で非常に条件が違うので、統計上効果があるといっても個々の状況でその差が必ず出るというものではないからです。（しかもそういったここの実験は人体実験に当たるので出来ないです。）

現在、痛みが無く問題がないようであればあまり心配せずに治癒を待ては良いと思います。

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