いろいろな考えがあって一言では言えませんが、
インプラントは意外ともって、ほかの歯がダメになったのに
インプラントだけがしっかりとビクともしないというようなことがあります。
そうなると歯のように簡単には抜けません。
それが一本残っていることによってかみ合う
歯茎を傷つけたりすることがあります。
つながっている
インプラントなら一部は腫れて、一部はしっかりしているということもあります。
それが悲惨な状態ということを言われる先生は言われます。
ただそれじゃあ
インプラントが全くダメなのか?というとそれはそうではないと思います。
医療というのはすべて何かを犠牲にして成り立っている面があります。
最近よくがんで死ぬ人が増えています。
これはがんが増えてきたのではなく、心筋梗塞や脳卒中であれば結構な確率で助けることが出来るようになってきたからという考えがあります。
またそのことによって介護をしないといけない人が増えてきます。
例えば脳に障害が残って悲惨だからと言って、、、じゃあ助かる命をあきらめるでしょうか?
インプラントも同じで、確かに困ったことになる可能性もありますが、それ以上に多くの人の長い人生の中では有用性が高いというように思います。
すべて入れ歯にすれば、、、思った以上に噛むことに困る方が増えてしまいます。
また長期的な観点から考えて行っている
インプラントも多々あります。
(2ピースタイプなら上部構造を取り外して入れ歯のアンカーにしたりだとか、様々な応用ができます。)
最終的には患者さんがどう思うのかというのが一番大切なことなのかなと思っています。