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ご相談

2017/07/10

矯正治療疑問

非抜歯矯正後、再矯正を考えているが健康な小臼歯を抜くのが不安

はな様58歳女性

教えて下さい。
子どもが非抜歯で矯正が終わったのですが、口元が前に出てしまい再矯正を考えています。
次は小臼歯を抜歯することになると思うのですが、健康な歯を抜くことにとても不安を感じています。
小臼歯は顎を支える大切な歯でそれを抜くと顎関節症になる、また、自律神経のバランスを崩してうつ病やパニック傷害、耳鳴りやめまいなどが何年後や何十年後に発症すると聞いたことがあります。

あと、歯を動かすのは頭蓋骨を動かすのと一緒で身体に大きな負担が掛かるので矯正そのものが身体に良くないとも聞きました。
そして矯正は一生に一回まで、とも。

これらの不安についてのお返事をよろしくお願い致します。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

矯正でのお悩みですね。
おおもとの原因はいったい何なんでしょう。
歯の大きさそれらが全部きれいに並んだアーチの長さと、歯が並ぶためのあごの骨の大きさにアンバランスがあるために歯が並びきらずガタガタとなり、それを治したがために歯列のアーチがあごの骨よりも大きくなって口元が出た感じになっているんですよね。

あごの骨が小さいということは背の大きさと同じで治しようがありません。
動かせるのはあくまで歯だけです。
そこで抜歯をしてアーチを小さくするし金尾しようがないというのが今の状態です。
今の状態で問題なのは見た目でしょうか？
そのデメリットと、もしかしたら体調が悪くなるかもしれないといううわさのデメリットとどちらが大きいかを考えて決断するしかありません。
うわさと書いたのは、体調不良が矯正によるものか？抜歯矯正をした人が全員体調不良になるのか？という点から考えて、その証明や研究が全く科学的ではないからです。
そもそも何十年も先に起こったうつやパニック障害などが抜歯矯正のせいだということを、だれがどのように言えるんでしょう？

難しい決断かも知れませんがよく考えて決断してください。