歯のお悩み相談詳細

ご相談

歯茎に膿袋があるのに治療を終了していいのでしょうか?

おタム様50歳女性
はじめまして。
今通っています歯医者さんに不安を感じてしまい、どうしたら良いのかアドバイスを頂きたいです。

随分前から被せ物をする前の仮歯の状態で治療に行かず、出産 授乳期間を過ごしてしまい、ようやく治療できる時間もできたので歯医者に行きました。

最初に行った歯医者では、あまりにも時間がルーズで対応にも不満を感じてしまい根っこの治療までしたところで病院をかえようと思い通院をやめました。
なかなか次の病院を選べず三ヶ月後、今の病院に行きました。

先生からの説明で、根っこ治療の途中で放置していると感染することがあると
言われましたが、診たところ感染してないようだから土台を作って被せますと言うことでした。笑うと見えるところなので、自費メタルボンドの材質にしました。

翌週にはそこの治療は終了し、他の虫歯の治療を続けて一カ月程した頃被せ物をした斜め上辺りにの袋ができてきたので相談しました。
この治療にかかる前から、たまに袋が出たり引っ込んだりで、その辺りの歯茎が、かなりえぐれているのが原因かなと、深く考えていませんでした。

先生に診てもらった結果、感染が原因で治療するには、またお金がかかってくるし根っこを何度もさわるのは良くなく、ベストは痛みがでてからやり直したほうがいいと言うことでした。正直ショックでした。

8万円も出して治療して、いつ痛みだすかわからず痛みがでたら無駄になるなんて。
 
私は今次の子供を望んでいて、妊娠 授乳期間とまた治療できない期間や放置している間にさらに悪化しないか 妊娠した場合、胎児に影響がでないかと不安を相談しましたが、先生の話では根っこの治療をやり治せば長い期間の治療になるし様子をみたらと言うことでした。

放置していた私が悪いのですが、感染の有無は治療開始時にはわからないもの
だったのでしょうか?
治療のやり直しをお願いした場合、クラウンの負担はまたかかるのでしょうか?先生の言う様子をみるで本当に大丈夫なのでしょうか?

長々と下手な文面で申しわけございません。
アドバイスいただきますようお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
感染の有無はその現状では分からなかったと思われます。

土台を立てた、そのときに歯茎がはれているのであれば、感染が疑われますが、そうでなければ、3か月前とはいえ、根っこの治療をひと段落させて、症状が出ていないという状況から考えると、転医の経緯も含めて再度根っこの治療からやり直しましょうとは言えない状況だったと思います。

もしそのように言われたら、そして再度根っこの治療をして何の症状も出なかったら、やり直す必要があったのか?と疑問に思ったのではないでしょうか?

根っこの治療はやり直しても完全に治療というのは難しい治療だという事実もあります。もちろんたいていの場合はうまくいくのですが、そうでない場合も考えられます。

自由診療なので、どの程度補償があるのか、もしくはないのかなどは、個々の歯科医院で違います。症状が出た時、もしくはやり直す場合の費用などをあらかじめ相談しておくことも必要かもしれません。

名越 充 先生からの回答

大阪府
名越歯科診療所
名越 充先生
出産・授乳期間をご経験であればお解りかと思いますが、妊娠中は母体の免疫力はかなり低下します。したがってその期間内には感染症にかかるリスクが高くなる為、妊娠するまでに治療できる疾患については通院・治療を受けておくほうがよいとされています。これは歯に限ったことではありません。ただ、一
般的には歯の治療がクローズアップされます。

 お話からしますと、立派な被せの治療を終えたにもかかわらず、根の病気が再発している可能性があるとのことですが、結論から言えば、やり直しするべきだと思います。今の時期ならば薬を使って一時的に寛解させる方法もありますが、妊娠中に再発する可能性が高くその際には、十分な治療ができないため
に、菌が胎児の成長に悪影響を及ぼすことも無きにしも非ずです。アトピー症状を活きする可能性もあります。

 本来歯の治療で被せをする、補綴物を装着するのは、最後の段階の処置であるとされています。それまでに、根の病気、歯周病の治療などを十分に行い、その上で咀嚼機能・審美性の回復をはかるのが理想です。しかし、現実問題としてそこまで時間をかけて治療することに患者様が納得されるかどうか、辛抱強く治療に通われるかなど様々な事情を考慮して治療内容・期間が決められます。歯科医師にはそうした話し合いを十分にする必要があると近年では言われています。

今回の歯科治療は、根の治療とその次の治療を担当した先生が違うため、元々の歯の病状が十分に把握できていたかは難しいところです。レントゲン上では判断できない病状もありますので、ご本人への問診、患歯への検査で特に症状がなければ、被せの治療に踏み切ることもあります。

実は、保険で大きな被せを作った場合、2年間はその作った歯科医師が責任を持ちなさい、その間の作り直しには国の保険は使ってはいけませんというルールがあります。このルールを自費で作った歯にも適応している先生もいらっしゃいます。つまり、自費で作った歯が2年以内に維持できなかった場合は、責任を持って作り直すという解釈です。今回の先生がそのルールを自分に課しているかどうかはわかりませんが、一度はっきりとお聞きになったほうがよいと思います。やり直しの際にもう一度全額必要かどうかを。(その先生への不信感があって他の歯科医院を受診された場合は、きっと全額の負担になります。)

私事ですが、他院で10年以上前に前歯2本を自費で作ったにもかかわらず、装着直後から歯肉が腫れ気味で手で触れると痛くてずっと悩んでいたと言う患者さんがお越しになり、相談の結果その自費の歯を撤去し、根の再治療を半年間かけてしました。その間前歯は仮歯を装着し、何度も調整しなおしご本人の違和感がなくなるまで辛抱強く通院していただきました。
なんども根の治療をすることはよくないとの先生のご指摘は僕も同意見ですが、痛くなるまで放って置くというのは、意見が分かれます。

どのくらい再治療にかかるかは、お答えできませんが早めに治療されたほうが回復も早いと思います。

他の回答医の先生の意見とも総合して判断してください。

山内 美香 先生からの回答

東京都
白金山内歯科室
山内 美香先生
最近は妊娠中の治療もかなり出来るようになって来ています。

上のお子様がいらっしゃるので、お忙しいことと思いますが、女性は妊娠出産を経るとかなりダメージを受け、歯の組織自体にも影響の出てくることがあります。

お時間のあるときに相性のあう方を見つけて受診されることをお勧めします。
もちろんかけた費用は残念ですが、他の先生の説明も聞かれるのもよいかもしれません。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
いろいろ考えられるとは思います。

仮歯の状態がどうだったのか?それから、の袋ができたり引っ込んだりということを考えると、被せるのは少し早かったような気がします。

また、そのことをきちんと歯科医師に伝えるべきではなかったかと思います。
の袋が根の先にできたとすれば、この被せ物を壊さずに治療する方法はあります。

外科的に悪い部分をとってしまえばそのセラミックは使えると思います。がただ少し腫れたり数日痛みが出ることさえ我慢できればです。保険でできると思います。

あとは、歯に亀裂が入ってしまった場合、仮歯の期間が長かったのでその影響も考えられると思います。

感染の有無ですが、仮の歯にしていた時期ですがきちんと土台を作った上に仮の歯がつけてあったのかどうかが重要になります。そのような状態でなかった時には感染を疑ってもおかしくは無いと思います。

もし外科的な処置をするのであればお近くの歯科大学病院口腔外科か大学の歯学部口腔外科に行かれれば処置してもらえると思います。

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