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根管治療後に副鼻腔炎になり、2つの歯科医院の見解の違いがある

semama様48歳女性
2ヶ月前から上の右奥歯が傷み、A歯科で根管治療をしてもらいました。
傷みも取れ、被せをしてもらいました。
その1週間後、右頬に違和感があり、耳鼻科に行きレントゲンを撮ったら、右頬がだらけでした。
副鼻腔炎と診断されています。
耳鼻科では抗生剤(クラビット錠250mg)を処方されましたが、5日飲んで効きませんでした。
耳鼻科の先生が提携しているB口腔外科で診断するように言われ、受診したところ抜歯を勧められました。
治療を行っていたA歯科では抜歯ではなく、しばらく抗生剤の長期投与を勧められています。
CTでは右側の炎症がひどい為、奥歯の深部との境目が見えづらいようで、どちらの歯科でもはっきりとこれが原因だという判断は難しい様子でした。
現状としては、右頬の違和感は続いていますが、B口腔外科で処方された抗生剤(サワシリン)が少しずつ効いているのか、少し緩和されています。

2つの歯科医の見解が抜歯と長期抗生剤投与という両極端で、どう判断して良いかわかりません。
同じCTを見てこんなにも見解が分かれるものでしょうか。
A歯科では根管治療をしてもらった経緯があります。
B口腔外科ではいきなり飛び込みでCTを撮ってもらいました。
抜歯で完全に治癒するのか、抗生剤で様子を見るべきか、また抗生剤が効けば治ったことになるのか、判断が難しく悩んでいます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
人間の体のことですから機械のようなわけにはいきません。
抗生物質も70パーセント効く、ということになったとしても、30パーセントの人には効果がないということですから、効いた人にとっては抗生剤投与がよかった治療になりますし、30パーセントの人にとっては無駄な治療だったということになります。 
semama 様 の質問は、私はこのどちらになりますか?という質問と同じで、それがわかるのであればだれも苦労はしません。
ただすでに上顎洞に炎症が起き、その原因として上の歯が疑われているということであれば、すでに一回根管治療を行っているということから考えると次の手段としては抜歯しかないのかなと思います。
抗生剤で長期投与して少しましになったとしても根本的に治るわけではないと思うので、数か月か数年で再発してくる可能性がないような気がします。)

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
基本的には外科処置をしなくて済むのであれば、その方向に向くと思います。
あくまで抜歯や外科処置は最終手段だと考えてもらうと、いいのではないでしょうか。

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