外傷を受けた歯は、一時的に振盪と呼ばれる状態になります。
脳振盪のうしんとう、という言葉を聞いたことがあると思いますが同じ振盪です。
揺らされることによって歯の中の神経、
歯髄が一時的に
炎症を起こし
知覚が過敏な状態になることがあります。
この時歯の色としては、充血するのでピンク色になることがあります。
この状態で処置をすることはありませんが、この後外傷によってどのような反応が起きるのか一概には言えません。
おっしゃるようにだんだん
歯髄が死んできて、黒ずんでくる場合というのもありますが、だんだん白い元の状態に戻ることもあり得ます。これは経過を見ていくしかありません。
また強打したということなので歯と歯を支える骨との間の
歯根膜というところが圧迫によって障害を受けていることもあり得ます。
この場合10年くらい先に根っこが吸収されてくることも可能性としてはあり得ます。
また歯を支える
歯槽骨にひびが入っていることも考えられます。
理想的には今のうちに
レントゲンを撮っておいて、何らかの異常が出た時に、今の
レントゲンと比較することが出来るようにしておく、というほうがよいです。
そのためには今のうちに歯科にかかっておいて、現状の記録をしておくということは大切です。
ただ、今のうちに何かするというわけではないので、何かが起こってからというのも一つの考え方です。この辺りは自己判断自己責任ということでしょう。(それほど大きく結果が変わることは少ないとは想像しますが、)
参考にしてください。