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2010/06/25

顎関節症気味と言われています。治療した方が良いのでしょうか?

き様47歳女性
歯科医院で先生に「顎関節症気味ですね」と言われました。

高校生の頃に1度突然口が開かなくなり、その後数分で開くようになりましたがそれ以降大きな口を開けると右側のあごの付け根がカクカク音を立てるようになっています。特に痛くもなく口が開かないこともなかったので気にしていなかったのですが、治療を考えた方がいいのでしょうか。

また、治療は歯科医院で行うものですか?顎関節症を指摘した先生はそれ以上何もおっしゃいませんが歯科医院で行っているものではないのでしょうか。

高崎 真一 先生からの回答

奈良県
医療法人 有真会 たかさき歯科医院
高崎 真一先生
き 様

以前、開口障害があり、今、右側の顎がカクカクなるがあまり気にならないということですね。

顎関節の音はカクカクなる音をクリッキング、ザラザラなる音をクレピタスと言います。クリッキングの場合はあまり気にならなければ、治療する必要は無いと思います。

下顎の骨の下顎頭が通常よりも奥に入って、関節円板と呼ばれるクッションが前方にずれているので、それを乗り越える度に音がなるのです。クレピタスになると関節円板が穴があいていたりする障害があるので治療をお勧めします。特に気をつけるのは寝る姿勢です。

顔の片側がいつも下になっていると、夜、寝ている間に頭の重さがかかって下顎頭が奥に行きやすくなります。片方を下になる癖は何か原因になるものがあるので、寝室の周りを確認してください。窓、テレビ、子供、壁なんかが原因になることが多いです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
顎関節症は顎関節音、顎関節痛、開口障害などの機能障害が3大徴候とされるものですが、顎関節音だけでは顎関節症に含めない、と定義されています。

したがって、今、音だけの状態であれば、顎関節症ではないので治療の必要はないです。

音を消すのはほんとになかなか難しく、下手に咬み合わせをいじっても余計に痛みが出るなどの症状が出ることがあるので今はなるべくさわらないように保存的に治療するのが一般的となっています。

ただ、咬み合わせの調整など、歯医者さんはそのことについてしっかりと調整しなければいけないので気を使います。

そういう意味で、顎関節症気味だけれども、今のところ何もする必要はない、何か症状が出たら、知らせてください、という意味だと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
顎関節症候群であることは間違いないと思います。

その原因には様々なものがあると思われますので、必ずしも歯並び噛み合わせだけではないとも言われています。

心配でもありますでしょうから、お近くの大学病院口腔外科を受診して一度精密に診察してもらうことをお勧めします

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