○神経がダメになるとどうなりますか?
通常、感染が起これば根の先に
膿の袋ができます。いわゆる根の治療が必要になります。感染が起こっていなければそのまま推移する場合もあります。
可能であれば、
電気歯髄診断や冷温水反応などから神経の生死を確認されるのもいいのではないでしょうか。
○症状はありますか?
感染が起こっていない場合無症状に推移すると思われます。
根の先に
膿の袋などができた場合、急性症状が起これば腫れたり
自発痛が出たりするはずです。
また慢性の場合、その歯に違和感、顎の下に違和感、歯をたたくと違和感や痛
みなどが出ることが多いと思います。
神経を取ってすっきりすればいいのですが
不必要に神経は取らないほうがいいと思います。歯が弱る可能性が強いのと奥の歯ですので、可能な限り生活状態の歯で推移させ歯が割れないようにした方が得策だと考えます。
○
抜歯で筋肉とか神経に傷がつくとか後遺症とか考えられますか?
親知らずを抜いた場合、専門の先生が抜いても神経に近い部分に歯がある場合、神経を傷つけなくても圧迫するだけでも数日以上麻痺が出ることがあります。また、下あごの骨は硬いので、抜いた部分が骨になりにくい場合があり完全に
治癒していないこともある可能性が考えられます。
そのほか、
歯周病や顎関節に何らかの異常があったり、
咬み合わせに問題があったりすることもありますので、一度歯科大学や大学病院の
口腔外科でよく診てもらうのも安心の一手ではないでしょうか。