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ご相談

2010/06/09

歯の神経を取りたくないのですが、仕方ありませんか?

ぱぴよん様51歳女性
神経近くまで達した、下部奥歯ですが、ずっと神経をとることを拒み続けてきました。それで生活には支障ありませんでした。

昨年、歯科医を変えたときに勧められて、再度、銀のインレーで詰め直しをしましたが、今年また別の歯科医で、二次カリエスの疑いがあるとのことでした。わずか1年で大変にショックでした。

開けてみたところ、昨年、詰めた薬が変色していると言われ(薄いベージュ)、先生曰く、「この下はおそらく虫歯。だけどこの薬を取ると神経が痛みだし、神経を取らざるを得なくなるからこのままにし、とりあえず回りに薬を入れて様子を見ましょう」とのことでした。そんなわけで今は回りに薬を入れて仮ブタをしていますが、特に支障ありません。

そこで相談です。
Q1:今後の治療として
1、変色した薬を取らず(よって下にあるかもしれない虫歯は放置)、回りに薬を入れて、それが効くことを祈ってそのままフタをする(要はいまのまま型どり)
2、一か八かで薬を取り、下に虫歯があるなら治療し、その際神経をとることになってもやむを得ない
どちらをとるべきでしょうか。

また、Q2:詰め物は何がよいでしょうか。
とにかく神経をとりたくないので、一番ベストなもので、もう開けることのないようにしたいですが、金は抵抗があります。
銀は隙間ができやすいのでしょうか・・・。

お忙しい中大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
私はきちんと薬を取り除き治療すべきだと考えます。この場合、神経が出てしまうくらい深い時には、わざと悪い部分を残して薬効成分のあるセメントを仮に詰め数カ月置いておきます。そののちそのセメントをはずし悪い部分を取り除き消毒きちんとセメントで床を作り詰めなおせばいいと思います(悪い部分が取り除けない場合、もう一度繰り返せばいいと考えます)。

現在症状が出ていないので可能だと考えます。3Mixなる方法でも行けるとは思いますが、化膿止め無菌的になった悪い部分を残したまま詰める方法があまり私自身好きではないので、なんとも言えません。

また、接着性のプラスチックで築造、詰めることも可能ではないでしょうか。
あるいは、万全な場合保険外の白い材料で行うことも考えられます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
神経を取らないことをまず第一にと考えるのであれば、今のまま虫歯の進行を抑えて上に詰めるという1の考え方で処置するのがいいでしょうね。

再度の治療をしたくないというのが優先ならば2の考え方で、やらないといけないでしょう。要はどちらを優先するかということ、ぱぴよん 様の考え方次第です。

一番ラッキーなのは虫歯をしっかり取って、それでも神経が保存できて、きっちりとした詰め物が出来るということですが、虫歯の深さなどはネット上では分からないので、アドバイスができません。

わずか1年で二次カリエスの疑いということで、インレーを取ったようですが、その前の時点で歯髄を保護するためにすべての軟化象牙質を取らずに詰めたという1の処置をすでにしており、その黒い影を二次カリエスと判断したのかもしれませんね。(ということは二次カリエスではなかった可能性もあるということです。)

今後も1の処置を選択した場合には、レントゲン上ではインレーの下に黒い影が出ることも考えられます。

そのあたりのこともよく説明を聞いてから判断してもいいかもしれませんね。

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