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2017/03/03

保険がきく入れ歯と保険外の入れ歯の違いを教えてください。

ゆみ様40歳女性
保険がきく入れ歯と保険外の入れ歯の違い、メリット、デメリットを教えて下さい。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
保険保険外の違いですね。

保険の入れ歯はその材料がアクリルレジン、もしくはポリスルフォン、熱可塑性樹脂といったような材料と決められています。
また金属の補強戦を入れることもできないといったように材料の制約があり、またその値段も一律に決められています。
保険外の方はというと、そういう決まりが一切ない、といったところです。
(もちろん医療用ということで認可を受けている必要はありますが、)
材料に関しては金属を使用してもいいですし、それ以外の物も様々使えます。
金属を使うことによって薄くできたり熱伝導がよくなり、少しでも違和感の少ない入れ歯にすることが出来ます。

それよりも何よりも大きな違いは、その技術に対しての対価です。
保険は値段が決まっているので早く作るほうが人件費などコストが安くなります。
というかそうやって作らないと赤字になります。
保険外はどれだけ時間をかけてもその分を入れ歯代に含めればいいので、しっかりじっくりと作ることが出来ます。
型取りにシリコンの材料を使ったり、かみ合わせをとるのに顎の動きの分析をしたり、またにおいや変形が非常に少ない材料を使ったり、とその自由度が高いです。

保険外だからこれらすべてをするというわけでもありませんし、こうするという決まりもありません。
あくまでその先生を信頼してその先生の技術力を買うというように思ってもらったほうがいいと思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
基本的に健康保険制度の中に取り入れられていない材料を一部でも使用した場合は、健康保険で請求してはいけないことになっています。

例えば、総義歯となる部分に金属を使用して薄くして熱伝導率を低くしたり、またそれにより口腔内容積を拡大したりしてより食べやすく工夫された義歯など。
部分入れ歯で言えば、爪が目立つものを見えない工夫をしたり、爪がかかる歯と義歯を一体化させた義歯など。
人工歯に特殊な切れ味の良い歯を使用したり。

メリットは保険の範囲内で作った場合ご不便を感じた部分を、より希望に沿うように作ることができる。
デメリットは、料金が高い。不都合が起こった時の対応にばらつきがみられる。
どこまでが料金に含まれるかなどの契約書をしっかり作ってもらいましょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
デメリット的には高価であるかと思います。
保険義歯は縛りがありますので、決まった中で作ることになります。
保険外になりますと金属を使って薄くできたり、見えないバネなども使えますし、かなり融通が聞くのではないかと思います。

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