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ご相談

2016/09/23

詰め物・被せ物その他

歯に詰めた金属によって目が疲れることはあるのでしょうか？

なかもり様32歳男性

先日、とある歯科医院で親知らずを抜歯しました。

その後、親知らずが原因で噛み合わせもずれていたようで、現在その調整をしています。
その中で、奥歯の詰め物(銀色のもの)が原因で目が疲れる。
「スマホなどから出ている電波が歯の詰め物によって目の疲れに似た電波に変わってしまうことにより脳が誤認のような事を起こして目が疲れてしまう」(*)
といった事を言われ、納得いかないまま金属を外してレジンにする治療を受けました。

科学的根拠があるか分からず、この歯医者にかかり続けることに漠然とした不安を覚えました。
(*)の部分は本当なのか専門家の方の意見を聞いてみたいと思い相談いたしました。

回答よろしくお願いします。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

治療方法の不安ですね。
金属については様々なことが言われることがあります。
ヨーロッパなどでは日本で普通に保険で使われている合金に関しても口腔内での使用を禁止されている国もありますし、全く害がないということを証明することは非常に難しいことでもあります。

またご自身が書かれているスマホの等の電磁波がその歯の金属があるなしにかかわらず、体に良くないということもネットではよく出る話としてありますよね。

スマホの電磁波、、、科学的に実験してこうなっているということを発している人もいますし、そのくらいの微弱な電磁波であれば問題ないといっている人もいる、、、そしてそれを知ったうえで使ってる人もいる、ということで何をもって科学的に正しいのかもなかなか言えるものではないということがお分かりいただけると思います。
歯の金属もご自身がとても気になるということなら取ったほうがいいでしょうし、そうでなければそこの歯科医院にはもう行かないようにすればいいだけだと思います。
ちなみにレジンという材料に関しても、一時ビスGMAといって環境ホルモンに似た物質だということで騒がれた時期がありますが、それによって健康被害があったという話も正式には聞きません。
金属についても外したら調子が良くなったという体験談はネット上たくさん見ますが、それを研究して発表した論文はたぶんないと思います。