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ご相談

2016/07/24

根(神経)の治療治療後

前歯の虫歯が神経ギリギリで、神経を取ってしまったことを後悔。

ゆう様48歳女性

12歳（中1）の娘の前歯の裏側真ん中が黒ずみ歯科医へ。
レントゲンを撮り虫歯が深く、1本はギリギリ神経に達し1本は神経ギリギリ手前。
歯科医に呼ばれ、削ると神経が出てしまう（ほんの少し）ので神経を抜いてもいいかと聞かれパニックになってしまいました。
「神経を抜くと歯がもろくなり、黒くなるので気になってきたら歯をかぶせるしかない」と説明があり12歳なのでそれは可愛そうだと思い、「他の方法はないか」と聞くと「この方法しかない」と言われたのでしぶしぶ、了承しました。
家に帰りネットを見ていると神経を取らずに治療する事ができる、ギリギリまで削り薬を詰めて蓋をすれば神経を残せるとあり、物凄く後悔しています。
虫歯は痛みはなかったんです。
削ると神経が出るのはほんの少しだが、そのうち痛みが出るから取った方が言いと言われ取ってしまいましたが、間違った選択をしてしまったとショックが大きく食事も喉を通らない状態です。
この治療はあっているのでしょうか？
黒ずみが気になってきたら被せればいいよと明るく言ってきた歯科医。
調べると高額…そんな余裕がうちにはなく、被せ物を作ってあげられません。
前歯で物を噛めなくなったしまった娘が可愛そうで毎日苦しいです。
ご回答よろしくお願いいたします。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

治療方法は様々な選択がありますが、その治療方法があっているかどうかというのは考え方次第なのでなかなか難しいですね。
もし削って詰めたけれどもやはり痛みが出てきてしまったら、その時には最初から痛くなるのが分かっているのだったらさっさと神経とをってしまっていた方がよかった、そちらの方が正しい治療だったのでは、ということを言われる方もおられます。

こうすれば必ずこうなるということは生体に対してはなかなか言えないところがあるので、正解の治療というものはありません。
なるべく削らない方向でということでする先生が多いかもしれませんが、必ずしも正解かと言われるとそれは誰にもわかりません。
ただ根管の中の血液を残らないように丁寧に処置をすれば色の変色は防ぐことができますし、歯の裏からしか穴をあけないので見た目も変になることはありません。

被せず変色をしないように丁寧に処置をしてもらえれば大丈夫だと思いますよ。

船津　三四郎　先生からの回答

北海道

船津歯科・矯正歯科クリニック

船津　三四郎先生

ゆう様、初めまして。
お子様の虫歯の治療で御困惑されておられる事と拝察申し上げます。

実際にお子様の口腔内やレントゲン等を拝見致しておりませんので、抜髄（神経を取る）治療の妥当性は判断が困難で、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に虫歯の治療は以下の様な方法があります。

1．浅い虫歯の場合
　充填処置のみ。

2．深い虫歯の場合
　1）特に症状（しみる、痛い等）が無い場合
　　神経を保護する為、裏層後充填

　2）症状が有る場合（しみる、痛い等）
　　鎮静作用のあるセメントで間接覆罩、3か月程度経過を見て問題なければ充填

3．神経まで虫歯が達している場合
　1）症状が無い場合
　　直接覆罩後数か月経過を見て、症状が無ければ充填処治

　2）症状が有る場合
　　抜髄（神経を取る）後充填或いは被せ

お子様の場合が、1．〜3．のいずれに該当していたのかは、わかりませんが、ご不安の時は、一旦治療を中断する事も可能です。
そしてセカンドオピニオンで、他医の診断、ご意見を伺うことも選択肢の1つです。