歯のお悩み相談詳細

ご相談

子供の乳歯に膿が溜まり、治療を続けて大丈夫か不安です。

ゆうママ様40歳女性
長文になります。よろしくお願いします。
7歳の子供の歯の根っこにがたまってしまいました。

この歯は乳歯で、神経がありません。
以前、の袋ができてしまったとき、きちんと治療が完了したはずが今回また同じ場所にの袋ができてしまいました。
子供の歯磨きは、毎朝毎晩きちんと二種類の歯ブラシで私が磨いています。
ちゃんと治療も終わりきちんと歯磨きもしていたので、正直今回のことはショックです。

歯医者に連れて行きレントゲンを撮り、まずは抗生物質4日分、次回予約は2週間後、そんなに間があいてしまって大丈夫なのか不安に思いましたが信頼していたのできちんと薬を飲ませ1週間経った今日の夜、歯茎に白く大きな出来物ができていました。
これはの袋が破裂寸前ですか?
明日は祝日、火曜は学校があり早くても火曜の夕方にならないと歯医者に行くことはできません。

今回ご相談したいのはこのまま今の歯医者で治療を続けて大丈夫なのか、今の症状は緊急な状態なのかです。

ちゃんと治療が完了したのならなぜまた歯の根にがたまったのか納得できず、今の歯医者に聞いても満足できる解答がいただけませんでした。
そして緊急な状態なら明日にでも休日やっているところを探したほうがいいか、ということです。
2週間後の予約ではなく、もっと早く治療を始めていただけてたらこんな状態にはならなかったのではないかと思ってしまいます。

どうぞよろしくお願いします。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
お子さんの歯のことになると心配ですね。

> 今回ご相談したいのはこのまま今の歯医者で治療を続けて大丈夫なのか、今の症状は緊急な状態なのかです。

痛みが無いのであれば今のまま歯茎からが出てきてだんだん症状が軽減していきます。
ただ全くゼロになるわけではなくて抜歯が適応になると思います。
今の歯科医院でいいと思います。


> ちゃんと治療が完了したのなら

きちんとした治療ということの意味が共有されていないようです。
以前、歯の神経が死んだというとき、もちろん出来るだけの処置はしています。
人間の体の中には血液が流れており免疫力が働きます。
ところが歯は新陳代謝しない、神経が死んでしまったらそこには血流が無い、ということで、そこに細菌感染が起こるとその部位の細菌を完全にゼロにすることは不可能です。
感染という観点から医学的に処置をしようとすると、絶対再発させないためには抜歯以外の処置はあり得ません。
でもこれは現実的ではないですよね。

そこで出来る限り消毒をして長く歯を持たせようというのが根っこの治療です。
今回7歳まで持ったということで前回の処置は大成功だったといえます。
もう一つ乳歯の場合厄介な問題があります。
乳歯は生え変わります。
その時に根っこは吸収、溶かされていきます。
すなわち根っこが吸収してきて歯茎のヘリからも感染を起こす可能性が有るということです。
この場合たとえ神経をとる処置をしていない、生きている歯でも歯茎が腫れることもあり乳歯にはよく起こることです。
いずれにしてももうすぐ生え変わると思われるので、歯茎の腫れが少し引いたら抜歯をしてもらいましょう。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
乳歯ですが、どうしても再発しやすい傾向があります。
あまり大きなの袋や治りにくいような場合、後続永久歯のことを考えると、抜歯も必要になります。
その場合、隙間が狭くならないように保隙装置を入れることで十分対応できると思います。

酒井 信 先生からの回答

酒井 信
宮城県
にがたけホワイト歯科
酒井 信先生
乳歯の宿命と言ってもよいかもしれません。

根の治療の大事なところは、歯(根の中)の汚れた部分が根の外の組織に触れないように根の中をきれいにして、根の先を封鎖するということです。

永久歯の場合は、根が吸収することはありませんので、極端なことを言えば、根の中の先っちょ部分をきれいにし先端を封鎖すれば再度を形成することはありませんが、根が吸収する乳歯の場合、歯の中のすべての部分を無菌的に処理しない限り、溶けてきた根の上位の部分に感染している部分があればそれが原因でを形成することもあります。
痛みがなければ、火曜日の夕方でもよいでしょう。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ゆうママ 様、初めまして。
お子様の虫歯の治療がご不安の事と拝察申し上げます。

一般的に乳歯には以下の様な特徴が有ります。

1.乳歯は下の永久歯の成長に伴い歯根が吸収し、独特の複雑な形態を有する
2.乳歯虫歯は、進行が速い
3.乳歯は、永久歯と比較して痛みが出にくい

以上のような特徴の為、虫歯が発見された時は既にかなり進行してしまっている場合が多々あります。
また、永久歯に比較して歯茎が腫れやすく、化膿が再発する事も多々あります。
2週間間隔は少し間が空くかもしれません。
根気よく通われますことをお勧め致します。

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