歯のお悩み相談詳細

HOME >
歯のお悩み相談 >
歯のお悩み相談詳細

ご相談

2016/05/20

虫歯治療中

銀歯の下が神経ギリギリの虫歯になり仮詰め中、歯がうずうずする

りる様34歳女性

こんにちは。
現在、銀歯が被さっていた歯が虫歯になったので治療中です。

深かったのですが、神経ぎりぎりで残していただきました。
治療中は、削り終わった後と風を吹き付けられたときに痛みを感じました。
治療後は、麻酔をしたからかもしれませんが、歯茎がじんじんしています。
歯は時々うずうずします。
今は仮詰めをしています。

しばらくしみるなどがあるかもしれないが、ずきずき痛むようなら連絡してください、と説明がありました。

今回はたくさん削ったので上記のような痛みが出たのか、それともすでに神経がだめになっているのか。
今の痛みの程度なら様子を見てもいいものなのでしょうか。
教えて頂きたいと思います。

長文失礼しました。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

非常に判断が難しいところです。
神経に近いところを削るとその熱や器械的な刺激で歯髄に炎症が起きます。
体のどこでも叩いたら腫れて赤くなりますよね。
それと同じことが歯の中の歯髄(いわゆる神経)で起こります。
腫れた後は自然にだんだんと腫れも引き治っていきますよね。
ところが歯髄の中というのは当然かたい歯に囲まれているので体積は変わりません。
そこが腫れるわけです。
腫れたところをもとの大きさになるようにギューーッと圧力をかけると当然さらに痛みますよね。
歯髄の場合それがエスカレートして歯髄そのものの組織が死んでしまうことがあります。
だんだんズキズキとしてくるという状態です。
そうなると、ただ痛い思いをしただけでそのあと歯髄が死んでしまいますから、さっさと歯髄をとってしまったほうが痛い思いをしないで済むという面ではメリットがあります。
（感染しないという面でも有利です。）
でももちろん歯髄は残せるなら残したほうがいいですよね。
麻酔をしてる状態ではその後どうなるのか、判断ができないのでそのあと経過を見るということをします。
たいてい2、3日経過を見て、痛みが続くようならやはり取らないといけない状態なのかなと思います。