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虫歯に被せ物をしたら治療前よりも痛みが強く治療に納得いかない

Sam様52歳男性
左下の親知らず虫歯になり治療をしました。
1回目の治療で虫歯の除去のため歯を削りました。
その際、簡単な仮歯を入れましたが、翌日には取れてしまいました。
しかし、仮歯が外れても痛みはありませんでした。
そして、仮歯が外れたということですぐに再受診したら、再度歯を削られました。
その後、被せものをするということになり、仮歯でしばらく過ごしました。
仮歯中、海外出張があり海外先でその仮歯が外れ、その状態で飲み物を飲むと激痛が走ったので、自費で渡航先の日本語の通じる歯医者に受診し、仮歯をつけてもらいました。

その後、帰国し型を取って、昨日、仮に銀歯金銀パラジウム合金)を入れました。
銀歯を入れたということで左側も使って食べたのですが、暖かいものや冷たいものを飲むとしみます。

歯医者の説明では、1回目に歯を削ったときは、虫歯だけを削り、2回目は被せ物のために被せ物が被せやすいように、でこぼこがなくなるように、虫歯でない場所を、虫歯のため削った場所と同程度になるよう削ったそうです。

現状は、昨日、仮に銀歯を被せた状態です。
これで問題が無ければ、本付けをするということになっています。
現状では、治療前よりも遥かに痛いのです。
ときどき左の耳にまで響きます。
1回目の虫歯を削った後の段階でも、大して痛みはありませんでした。
2回目に歯を削ってからは、治療前のよりも痛が強いのです。
特に、冷たいものを飲んだときの痛みは、仮歯のときよりも銀歯を被せてからの方が強いように感じます。
被せ物のために治療前よりも痛くなる程度まで歯を削るというのは納得できません。

納得できないのですが、下手に余計な治療すると余計に悪化しそうなので、落ち着くまで我慢しようと思いますが、そうするのが良いでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
もともと痛くないのに虫歯治療をしたら痛みが出だした、というのは残念なことですが、よくあることです。
納得できないといわれても、どうすることもできません。

むし歯のところだけを削って被せの形にうまくなることはあり得ません。
そこで被せが外れないように健康なところも削る必要が出てきます。
すぐに外れるようなものではたぶん納得していただけないので、しっかりと外れない形にしないといけません。
そうするとどうしても神経のある歯の場合にはしみてくる可能性が出てきます。
もともとのむし歯のためという可能性もあります。

アメリカなどではではそうなる前に麻酔をして神経を取りましょう、とか神経処置をしても100パーセントとはうまくいかないので抜きましょう、という話になると思います。
日本でもどうしてもしみる場合には神経を取らざるを得ないということは考えられることです。
そこを何とか神経も残してしかも外れにくいように被せをしていくというのは至難の業です。
そういうこともぜひご理解ください。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
ただあまりに、症状がある場合は何らかの処置をしたほうが良いとは思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
Sam 様、初めまして。
治療後の歯のしみ、疼痛などで、ご難儀の事と拝察申し上げます。

実際にSam 様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に深いむし歯を充填した後、しみたり、疼痛が発現する場合があります。
象牙質内の象牙細管を通して温度刺激、接触刺激、酸味刺激等が歯髄内の神経に伝わる為です。

1.症状が漸次減少傾向に向かう場合は、3カ月程経過観察です。
歯髄腔内部に二次象牙質が造成して来て、神経が守られ、疼痛が消失する場合があります。

2.症状が漸次増加傾向に向かう場合は、歯髄炎に移行しつつあります。
抜髄(神経を取る)に至る場合もあります。

詰め物や、被せ物を製作する為に、歯を削りますが、容易に脱落しない様に、保持形態を付与する為に、虫歯以外の部分を少し削る場合があります。
今回の症状は、恐らく、その為かと思われます。
温度刺激を避け、今少し経過観察が必要かと思われます。

お大事にどうぞ。

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