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根の治療後、左頬の腫れと高熱がある。原因は何でしょうか?

MiyaMercy様53歳男性
長文であり、後ろの方に質問があります。

【状況】
◆44歳 男性 172cm 90kg
◆7/11(土)19:30 初回治療(神経残す前提で一週間様子見)麻酔で治療時は全く痛みなし
 →薬の処方なし
◆7/18(土)19:00 2回目の治療 痛いから神経取ることで合意。麻酔多めで治療中はほぼ痛みなし。(★麻酔効きが悪いからと3回くらい大量に投与)
 →ロキソニン7日分(毎食後3回)を処方 ※抗生剤処方なし
 →2日くらいは痛みがあるかも?とのこと。
◆7/19(日)05:00ボルタレン座薬50mg2個貰う
 →37.5℃。半分の25mg相当を挿入(この時点で左頬が腫れあり)
◆7/19(日)10:00 再び38℃前後になり、25mg相当を挿入
◆7/19(日)16:00 38.8℃ ボルタレン座薬50mg挿入
 18:00平熱(36.5℃)に戻り、完治したと錯覚
◆7/19(日)21:00 37.0℃
◆7/19(日)22:30 38.2℃
 暴れそうになるくらい、激痛続きで脂汗状態。
 →救急病院を探すも歯科医が居ないからとたらい回し状態。歯の治療中であることを隠し、近くの救急病院内科(病院としては総合病院)へ
 →希望通りボルタレン50mg2個を処方。専門ではないもの、医学書を見ていただき、抗生剤を点滴することに。30分間の点滴。
◆7/20(月)00:00 ボルタレン50mg挿入
 →4日ぶりに纏まった安眠(それでも5時間で起床)
◆7/20(日)05:30 平熱だが、寝起きと言うこともあり、左頬は腫れてる状態で歯は痛く、ロキソニンを飲む。
 →今現在、ロキソニンが効いたのか痛みはなし。

【補足】
◇通院している歯科医は最新式治療器もあり、とてもいい先生に思います。(ビデオを用いた説明があるのが解りやすくて良い)

【質問1】
 左頬の腫れは、麻酔・細菌の何れだと思われますか。
【質問2】
 通常、どの程度で腫れが引きますか。
【質問3】
 2回目治療後、抗生物質を処方しないのは、普通でしょうか。
【質問4】
 歯科医ではボルタレン座薬は処方してくれないのですか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
> 【質問1】
> 左頬の腫れは、麻酔・細菌の何れだと思われますか。

激痛のため神経をとるという状態になった時点で細菌感染してきていた可能性が高いと思います。
(症状経過から今見てみると。)


> 【質問2】
> 通常、どの程度で腫れが引きますか。

通常ということであれば腫れることはほとんどありません。
細菌感染してしまったということが疑われますが、その細菌の種類によってどういう経過をたどるかは千差万別です。
風邪、おたふく、インフルエンザ、エボラ、サーズ、どれもウイルス感染ですが、それらをひっくるめてどの程度で収まるでしょう、という質問が無意味なことと一緒で、今回いったいどのような細菌に感染しているのかということが重要であり、その種類によってすぐに治る場合と長引く場合が考えられます。


> 【質問3】
> 2回目治療後、抗生物質を処方しないのは、普通でしょうか。

麻酔をして神経をとるという処置では保険診療抗生物質投与は認められていません。
保険診療ではあくまで起こってきた結果に対して処置をする、疾病に対して保証するという考えからです。


> 【質問4】
> 歯科医ではボルタレン座薬は処方してくれないのですか。

そうですね、まず出さないと思います。
出せないわけではないのですが、出す必要性にあるような状況になることが少ないと思われるからです。


今回痛みが出たということで友人にボルタレン座薬をもらったということですが、法律に触れる可能性があります、原因である歯のほうに感染源がある状態で、そこに手を付けず薬だけで症状を抑えるということをしてしまったので余計にこじらせてしまっている可能性も十分考えられます。
発熱してくるというのは最近を体が殺そうと反応しているからであり、それを無理やり解熱させるというのは細菌を攻撃する手を加勢するのではなく、ブレーキをかけるということになります。
もしボルタレンを服用するのであれば、歯のほうの消毒も同時にしっかりと行う必要があり、それをせずに薬だけでなんとかしようというところに大きな問題があります。
(もちろん抗生剤の点滴によりかなりの軽減が期待できますが、根っこの管の中には血液は流れておらず、抗生剤をいくら点滴しても効果のないところが出てしまうというのが歯科の特殊なところです。)

今回連休ということで仕方のない面もありますが、症状がある場合には歯科にかかられることをお勧めします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
まず、かかられている歯科医院は決して良くないところではないと思います。


> 【質問1】
> 左頬の腫れは、麻酔・細菌の何れだと思われますか。

もしかすると、歯周病からくるものかもしれませんし、また生きているはずだった歯が死にかかっていて、あるいは虫歯で感染して神経が死んでしまったのかもしれません。


> 【質問2】
> 通常、どの程度で腫れが引きますか。

抗生物質等を服用すれば1週間程度で落ち着いてくるのではないでしょうか。


> 【質問3】
> 2回目治療後、抗生物質を処方しないのは、普通でしょうか。

神経が生きている場合、抗生物質は必要ありません。
必要なのは、例えば質問1などの場合ですので、私も抗生物質は第一選択肢に入れません。


> 【質問4】
> 歯科医ではボルタレン座薬は処方してくれないのですか。

ある場合は処方できますが、通常一般歯科ではあまり処方しないと思います。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
MiyaMercy 様、初めまして。
治療後の発熱と疼痛でお困りの事と拝察申し上げます。

実際にMiyaMercy 様の口腔内や、レントゲン等を拝見致しておりませんので、確定的な事は申し上げられませんが、一般的に局所麻酔後に腫れや疼痛が発現する要因には以下の様な物があります。

1.残髄炎
2.虫歯歯髄炎⇒急性化膿根尖性歯周炎
3.当該歯に、中等度以上の歯周病を併発している
4.全身疾患(糖尿病等)を有している

総合病院の歯科口腔外科、或いは大学病院の口腔外科で診て頂くことをお勧めいたします。

お大事にどうぞ。

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