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膿がたまった歯の根管治療は、自由診療でなければ完治しない?

ゆー様33歳男性
奥歯にがたまりました。
自由診療の歯医者で、治療をすればまだまだ使える可能性があると言われました。
治療費は約30万円。

保険診療の歯科ではを出すために開放しますと言われ、今は穴が開いている状態です。
自由診療ではあまりにも高額で、すぐに決断できません。
でも穴が開いている状態で放置するのもよくない気がします。
自由診療の歯科でないと完治は難しいのでしょうか。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
穴が開いている状態は非常に良くありません。
保険であれ、保険外であれ、なるべく早急に蓋をしておくべきだと思います。

その上で、、、根っこの治療に完治はありません。
決して元の状態、根っこの神経が生き返るわけでもなく、無くなった歯の部分のエナメル質や、象牙質が元のように再生してくることはないからです。

では歯科治療というのは何かというと、すでに侵されてしまった組織を細菌感染しないように、出来るだけ丁寧に取り去り、その失われた部分を人工物で置き換えることによって機能的にと審美的に元の状態に近づけるということをしています。

その治療ですが、根っこの治療は非常に難しく、できるだけ丁寧にしようとするとマイクロスコープを使ったり非常に時間をかけたりと手間暇がかかるものです。
保険診療ではその費用が決められており、奥歯で大体7000円ほどです。(歯科医師に入る金額が、です。)
保険外のほうでの治療は30万ということですが、根っこの治療費だけでいうとおそらく10万から15万くらいではないかと想像します。
(根っこの治療を行うということはその上の被せまで含めて全部保険外になり、その費用だと想像します。)
だとすると先進諸外国と比較して、同じくらいの費用ということになり、ある意味丁寧なきちんとした処置であればそのくらいの費用が掛かるということになります。

では保険ではどうなのかというと、これはもうどのくらい根管治療にその先生が情熱を持っているか、というある意味ボランティア精神にかかっています。
なのでどこの歯科医院でも同じ結果というわけではなく、その根管治療の出来はとても差があります。
保険でもそこそこの治療を行っている先生もおられれば、それなりの先生もいるということです。
あとはその状況の中でどちらを選択するのかということは、価値観の問題なのでゆー様が決めればいいことだと思います。

蛇足ですが、根管開放する今の保険の先生に診てもらって、うまい治療を期待するのは難しいような気がします。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
正直なところですが、保険治療でも治ると思われます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ゆー 様、初めまして。
根管治療の方法でお悩みの事と拝察申し上げます。

保存が可能な歯であって、丁寧に治療する先生であれば、保険根管治療でいけます。

昔は、排膿の為に、蓋をしないで、根管を開放する処置が良く行われてきました。
近年は、開放による再感染を防ぐため、極力しっかりした蓋をする方向にあります。

もし、ずきずきする痛みが有る場合は、予約に関係なく、急患扱いで、診て頂きましょう。

お大事にどうぞ。

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