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2015/06/14

歯茎との境に溝のような虫歯を、治療するほどではないと言われた

たう様27歳女性
治療するほどではない虫歯というのはあるのでしょうか?

先日、歯茎との境に溝のような虫歯を発見しました。
歯科医に相談しましたら治療するほどではない虫歯です、と言われたのですが治療するほどではない虫歯とは存在するのでしょうか?

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
そうですね。
最近は特に小さなむし歯は治療しないで、しっかりと予防処置をして経過を見るということがあります。
歯茎との境目ということは、くさび状欠損というものの可能性もあります。
もちろん大きな欠損になっているのであれば埋めたほうがいいということになりますが、小さな場合埋めるメリットというものがあまりないということもあります。
そしてレジンなどの修復物で埋めるという行為はもちろんメリットもあるのですが、デメリットが全くないというわけではありません。
埋め方が下手であれば段差ができます。
その段差はプラークがたまりやすくなる可能性があります。
今のように溝になっているほうがプラークがきれいに落とせるのであれば、そのほうがいいということになります。
またきれいに詰めることができたとしても、レジンには吸水性があります。
もともとのご自分の歯よりもプラークがつきやすい材料であるという欠点があるんです。
また詰めた辺縁からは辺縁漏洩の可能性が出てきます。
そうなると、何も詰めない状態よりも管理が難しくなる可能性も出てきます。

しっかりと予防していきましょう、というのは患者さんは少しめんどくさいかもしれませんが、埋めて終わりというよりは歯が長持ちする可能性はずっと高くなりますから、いい先生だと思いますよ。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
治療するまでというより、もしかすると再石灰化して治癒に向かう可能性があると考えたほうがいいと思います。

ただ、定期検診は必要になります。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
たう 様、初めまして。

> 治療するほどではない虫歯というのはあるのでしょうか?

はい、あります。
一般的に虫歯は、進行具合により、C1C2C3C4に分類されますが、治療を急がないCO:「Caries Observation:要観察歯」があります。

これは、
1.歯の平らな面のエナメル質が僅かに溶け始めた「脱灰」の状態
2.噛む面の溝の着色、ごく初期の虫歯様の病変
等が該当致します。

対応としては、
1.正しい歯磨きの励行
2.定期健診
3.フッ素洗口
等で、本格的な虫歯になるのを防ぎます。

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