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2015/06/10
詰め物・被せ物 その他

口腔内の重金属の危険性と健康被害について教えてください。

ハル様44歳女性
現在、授乳中です。
生後2か月になります。

添加物などが気になり色々検索しているうちに、歯の銀歯の重金属の影響についてのサイトを見てしまい不安になってしまいました。
水銀が溶け出す危険性があるアマルガムというのは最近では使用されてないと載っていましたので、大丈夫かなと思いましたが、いつ頃まで使用されていたでしょうか？
また、金銀パラジウムの危険性についてものっており、口腔内で錆びていき（酸化）溶け出して体の中に入って、脂肪などに蓄積されていき、発がん性や毒性の危険性があるとのっていました。

私は、むし歯が多く上下の奥歯すべて銀歯になってしまってます。
パラジウムが溶け出して毒性のあるものが蓄積されていて、母乳を通して赤ちゃんにもなんらかの形で影響してないか不安で仕方なくなってしまいました。
そういうことはありますか？
ネットでは大げさに言われてるだけですか？

今からすべての歯を銀歯以外にするのは金額的に難しいです。
どのくらいで劣化するものでしょうか？
本当に健康被害はあるのでしょうか？

質問ばかりですみません。
不安で仕方ないです。

よろしくお願いします。

渡辺　英弥　先生からの回答

渡辺　英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺　英弥先生
なかなか難しい問題ではありますが、金属アレルギーなどの可能性は否定できません。
現在アマルガムはかなり前からほとんど使われておりません。
ご心配でしたら、その辺りから詰め直すのもいいかもしれません。

現在、メタルフリーに治療がシフトされつつありますので、徐々に変えていかれるといいかもしれません。

河原　雅朗　先生からの回答

河原　雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原　雅朗先生
アマルガムについては、私の場合ですが25年ほど前に実習は行いましたが、実際の臨床で使用したことはありません。
今でも根強くアマルガムの利点があるので使用している先生がいるということも聞きますから、全く今は使用されていないというわけでもないと思います。
ですから、いつから使用されていないというのは言えないと思います。
ただ、実際には20年くらい前にはほとんど使われなくなったといえると思います。

パラジウムについてですが、金属アレルギーなど心配な点が全くないというわけではないと思います。
ただむし歯であるということ、それがなければ咬合が崩壊するということ、その健康被害のほうが甚大なことであり、それに比較すると金属の溶け出しによる健康被害は数万分の一くらいにしかならないと思います。

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