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ご相談

20年前に根の治療をした歯に器具の先端が残っているようです。

とみ様42歳女性
現在、海外在住で、現在の歯医者に通院しております。
約20年前に中心結節が欠け、当時通っておりました日本の歯医者で神経を抜き、歯は丸々銀で覆われました。
神経を抜く際に、治療器具の先端が折れてしまった様で、それが歯の中に入ったままである事、また、その為か、本来詰め物がされているべき部分に詰め物がされていない事が、先日の定期検診で発覚しました。
それが原因で、現在、歯茎炎症が始まっているそうで、歯茎に違和感を感じています。
今すぐ歯の中に残された器具を取り出さなければ、歯を失う事になるそうで、歯内治療専門医に転送されて、小手術をする事になりました。

日本と海外では治療方針や方法が違うかも知れませんが、一般的なご意見として、20年前の治療はミスでしょうか?
現在の担当医(欧米人)の見解だと、ミスである、と。
器具の破損が事故であっても、それを取り除く技量が、無かったのであれば、専門医に紹介出来た、詰め物を、していないのは、隠蔽だ、と。
日本の先生のお考えをお聞きしたいです。

また、治療記録は、どのくらいの期間保存されるものでしょうか?
流石に約20年前は残されていないでしょうか…。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
海外での歯科治療大変だと思います。

カルテは一応保存期間が5年と決められているので、日本での治療についてはわからない可能性が高いでしょうね。
確かにファイルが折れてしまうことはミスや事故という扱いになるかと思います。
ただ日本の保険制度の中で、20年もつ根管治療であったということから考えると、あながち間違った治療ではなかったということも言えます。
このあたりは言い訳にしかなりませんが、日本で支払われる医療費と、海外での医療費を比較すると数倍の違いがあります。

また制度的な違いもあり、日本の保険診療で専門医の紹介をするのは、今でもそれほど当たり前のことではありません。
また専門医に紹介するということは自費治療になるという可能性が高くなります。

簡単に言うと日本の保険では医療費をそれだけとことん下げて、保険でできることをしているということになります。
日本での保険での根管治療費用は10000円もかかりませんが、何かあったらその専門医の費用10万円ほどを払わないといけないといわれたら、だれもそんな治療はやりたくないです。

自由経済で価格が決められている常識と、報酬が決められている診療制度の間では、常識とされるものはどうしても変わってくると思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
20年前だと難しいかもしれません。

お話からすると、折れた部分にのみ詰め物がされていないということかと思います。
小手術も選択肢でしょうし、顕微鏡を持っている先生であればそれで取り除けるものかもしれません。

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