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2年半前に神経を抜いた歯の痛みが続いている。再治療するべき?

ららこ様48歳女性
2年半前に歯の神経を抜きました。
なかなかよくならず、1ケ月以上クルクルという作業をしてもらい、セラミックスで塞ぎました。
しかし、塞いでからも本日に至るまで指でトントンしても痛い、歯ブラシが当たっても痛い、舌でつついても痛い、が続き、何度か院長先生にお話ししましたが、レントゲンでは異常が見当たらないので、そのうち治るよ、と言われ、今日まで経ちました。
このまま痛みが続くのか、と思うと憂鬱です。

実はこの歯は5年以上前から冷たいものに沁みるなどの症状があり、歯石取り等の時に何度も伝えレントゲンも複数回撮っておりましたが、あまりに痛いので行きましたところ、神経がダメになっていると言われました。
これについては、色々調べてみたところ、突然神経が急速にダメになることがあると知りましたので、仕方がありませんが、このまま痛みがなくなるのを待って放置すべきか、別のお医者様に診て頂き、再度根の治療をしていただくべきか悩んでおります。

どうぞご教示頂ければ幸いでございます。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
歯の根っこの治療後の痛み、違和感、ですね。

原因が何であるのかによって対応が変わってきます。
まず根っこの先のほうに炎症がある場合、細菌が残っている場合と外傷性に炎症が起きている場合との2種類が考えられます。
細菌が残っているという場合には再度の根管治療で治ることもあります。
しかし外傷性の場合にはなかなか治りにくいことが考えられます。
外傷性の場合と細菌の複合的なことも考えられます。
たとえば根っこの先のほうが折れている、ひびが入っているという場合には、細菌を全滅させることは難しいですし、外傷性の炎症も治まらないということになります。
この場合、外科的な根管治療でないと治らないということになります。

また、ひびの大きさにもよって、外科的な治療の適応になったりならなかったりします。
大きく根っこが割れている場合、抜歯しか手段がないということも時にあります。
今の時点でその原因をはっきり特定することは非常に困難です。
CTをとれば少しはわかるかもしれませんが、完全とは言えませんし、実際に開けてみたりすることによって結局は歯の寿命が短くなるようであれば今のほうがましということもあります。
外科的な手法がやりやすい場所かどうかということも考慮する必要があります。
TCH咬合性外傷のことも考慮しないといけません。

これらのことを総合的に判断して一番いいと思う処置をしたり、経過を見たりということを考えて歯科医師は処置を行っています。
ほかの歯科医師の意見を聞くことも有効だと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
現状ですが、神経のない歯ということでよろしいでしょうか。
それからどの部分の歯かよくわかりませんが、再治療が必要かも知れないのと、あるいは根にまたは根の先にヒビなどがある可能性も考えられます。

船津 三四郎 先生からの回答

北海道
船津歯科・矯正歯科クリニック
船津 三四郎先生
ららこ 様、初めまして。
治療後の歯の疼痛でお困りの事と拝察申し上げます。

一般的に、神経を取り、詰めた歯を咬んだ時疼痛が残る原因には以下の様な要因があります。
1.残髄炎
2.根管側枝の存在
3.副根管の存在
4.夜間就寝時の歯ぎしり
5.噛み締め癖
6.TCH
7.4、5、6が原因による歯根破折

4、5、6、7が存在する場合、口腔内には、以下の様な症状が出る事が多いです。
1.骨隆起
2.歯の咬耗
3.歯の摩耗
4.歯のヒビ
5.顎関節症状
6.被せ物詰め物がすぐ壊れる
7.知覚過敏様の症状
8.歯頸部くさび状欠損
9.舌の痛み
10. 舌圧痕
11.頬粘膜圧痕

1度歯内療法専門医に診て頂く事をお勧め致します。

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