実際の
口腔内を見ていないのでわかりません。
文面だけからではもちろんできる可能性はあると思います。
ただ
親知らずがしっかりとした骨植でそれに対抗する手前の歯のほうが弱ければ、
親知らずを前に持ってくることは難しいでしょうし、また歯の傾きも手前に倒れこむように移動させるのは簡単ですが、起こしながら手前に持ってくるのは至難の業になってきます。
そういうことを実際に
レントゲンなどで確認しないことには出来るか出来ないかは判定できません。
また、費用もそれによって30万程度の部分矯正の費用から、全顎の矯正費用分かかるというところまで(これも費用に幅があって80万から150万くらいだと思います。)様々だと思います。
移植に関してですが、もちろんできるかもしれませんしできないかもしれません。
親知らずが入るだけの穴を、すでに歯を抜いて何年も経っているやせてしまった骨のところに掘れるかという問題です。
親知らずが大きければその前後、幅より大きな穴を移植部分に掘らないといけません。
高さもある程度必要です。
インプラントで開ける穴の4倍くらいの穴になります。
そうなると手術も大変ですし、痛みも
インプラントよりも大きくなることが予想されます。
また、
保険では
抜歯と同日の
親知らずの移植は認められていますが、それ以外は認められていません。
ということは
保険外での処置になってきます。
インプラントよりも下手をすると費用が掛かり、しかも予知性が低い、(
抜歯直後に移植することは有効だけれども、骨が治ってから穴を掘っての移植はあまり勧められない、という文献があります。)となると、わざわざ移植を選ぶ必要性はあまりないかと思います。