歯のお悩み相談詳細

HOME >
歯のお悩み相談 >
歯のお悩み相談詳細

ご相談

2014/12/10

詰め物・被せ物治療方法

被せと歯肉の隙間を埋める為、被せに継ぎ足すことはありますか？

N.K様46歳女性

現在、保険内で被せの歯を作って頂いており、先日出来たものを装着したところ、被せの歯と歯肉の間に一部隙間がありました。
この隙間から細菌が入ったりしそうなので作り直しをお願いしましたら、被せの歯と同じ素材のボンドのようなもので被せの歯のマージンの部分を盛って様子をみることになりました。

こういった隙間がある場合、作り直さず素材を継ぎ足すことで本付けするものでしょうか？
継ぎ足しの部分が変色したりとれたり、また隙間が空きそうで心配です。

どうしようか非常に悩んでいますのでお答えいただけると幸いです。

河原　雅朗　先生からの回答

奈良県

かわはら歯科クリニック

河原　雅朗先生

その隙間の大きさにもよります。
どれだけちゃんと作ってあっても、保険で作る被せの精度では50ミクロンほどの隙間はあるとされていますし、また、隙間がないと入れることすらできないということになります。

通常、この隙間はセメントと呼ばれる歯科材料（接着材）で封鎖されて、穴が開いた状態になることはありません。
今回見た目に隙間があったということは、もちろんそれよりも大きな隙間であったことは考えられますが、保険で作り直しまでとなると、そこまでの対応は難しいかもしれません。
100ミクロンといえば0.1mmで見た目もわかるくらいですが、どこからがダメでということは規定ではありません。

被せと同じ材料でマージンを盛ったということは前装冠でしょうか？
柔らかいものであれば取れやすかったりする可能性はありますが、基本的には大丈夫なはずです。
どうしてもということになれば、技工所を変える必要が出てくるので、患者としては歯科医院を変えるというのが、できうる最大の対策ということになります。