歯のお悩み相談詳細

ご相談

2009/07/13

妊娠4ヶ月ですが、虫歯治療をしても良いですか。

てらのり様46歳女性
現在妊娠4か月です。 歯医者に行った所。デジタルX線にて、奥歯7本C2虫歯と言われました。これは妊娠中に治療すべきでしょうか?ほおっておいても良いですか?

妊娠中なので麻酔に抵抗があります。 又、頭痛がずっとあるのですが、虫歯と何か関係ありますか?ちなみに歯の痛みはないです。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
C2と言うことですが、C2でも範囲がかなり広いです。出産するとなかなか歯科に行くことができなくなったり、忙しくてブラッシングがおろそかになったりと言うことがあるので置いておく場合には1年から2年くらいは置いておけるというくらいの応急的な処置はしておいて貰いましょう。

それが出来ないくらいの場合には処置をする方が賢明と言えます。いずれにしても主治医とよく相談して決めるのがいいと思います。 頭痛に関しては、ここでは何とも言えません。

松尾 光至 先生からの回答

松尾 光至
奈良県
松尾歯科医院
松尾 光至先生
妊娠の中期以降、虫歯の治療は、問題がほとんど無いと思います。出産後の忙しさで、治療が遅れて虫歯が進むこともありますので治療しておかれる方が良いでしょう。

麻酔その他気になることを主治医と十分にお話されると良いと思います。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
 C2虫歯とのことですが、おそらく噛む面(溝にできた虫歯) にできたものではないかと思います。そのままにしても、しばらくは何の症状も無いとは思いますが、このままでは少しずつ進行することが考えられます。生まれてくるお子様に影響が出ることが危惧されます。

子供は1歳半から3歳までに虫歯菌に感染しなければ虫歯になりにくい口の中になると言われています。その虫歯の原因のほとんどがお母さんからの感染です。それを考えれば、早めの治療が先々を考えた場合最善の選択と考えます。浅い虫歯であれば、麻酔なしでも治療可能です。安定期に治療されれば、ほとんど影響は無いと思います。

さらに、治療後はメインテナンスをかけて良い状態を保てばいいのでは ないでしょうか。頭痛に関してですが、この内容では虫歯との因果関係は正直わかりません。いろいろなことが関連しますし、お子様が生まれてからもあるようなときには一度歯科医院、お医者さんで相談される、診てもらうのがいいのではないでしょうか。

小郷 邦治 先生からの回答

岡山県
小郷歯科医院
小郷 邦治先生
 C2の虫歯は、治療してください。但し、安定期になってからです。 麻酔は、心配は無いです。分娩も麻酔を使用することがありますので。

田邉 美樹子 先生からの回答

大阪府
筒井歯科医院
田邉 美樹子先生
妊娠中に歯の治療をされるのであれば、可能な限り妊娠の安定期に入って からの方が心配がないと思います。今は痛みがなくても、妊娠中に痛みが出ないとは限りませんので、全てを治療できないにしても、痛む可能性の高い歯から治療されてはいかがでしょうか。

麻酔についても、安定期に入れば通常問題ないと言われています。頭痛が虫歯と関係があるかどうかについては、通常は無いと思われますが、虫歯に物がつまりやすい場合には無意識にそれを避ける食べ方をしてしまって、咀嚼に関わる筋肉のバランスが崩れて頭痛を起こすケースがあります。 まずは、かかりつけの歯医者さんでご相談されてはいかがでしょうか。

玉置 敬一 先生からの回答

玉置 敬一
和歌山県
玉置歯科医院
玉置 敬一先生
てらのり 様

妊娠されるまでに歯科で予防をしてもらいう蝕虫歯)が無い状態にしておけば良かったですね。 しかし、今言っても始まりません。既に7本の象牙質まで達するう窩があると言うことで、ご質問は以下の2つ。

1.妊娠中に治療すべきかどうか?
2.妊娠4ヶ月で麻酔が胎児に影響がないかどうか? この2点についてお答えいたします。なお、頭痛については次に‘てらのりさん’からいただいたご相談で回答いたします。

回答
1.本来は先に書いたように独身の間に治療すべきでした。今治療するかどうかの前に、生まれてくるお子様のために、残り6ヶ月で同居家族(ご主人、おじいさん、おばあさん)全員が歯科で歯磨き指導を受けられ、お口の中にう蝕の原因となる細菌数を最少にしておくことをお勧めします。「生まれてくるお子様への最大のプレゼント」とお考えください。 これは、「同居家族の口腔清掃を39ヶ月、きっちりとした家庭に生まれたお子様は大人になっても歯に関する問題が少ない」という報告があります。このことからぜひ歯科医院へ皆さんそろって行かれるようにお勧めします。
さて、あなたのお口ですが C2というとかなり進んだ状態です。歯科医師とよく相談なさった上で、歯科衛生士による手入れとご自身への歯磨き指導で、う蝕の進行を止められるかどうかだと思います。もし、フッ素を使い、ていねいな歯磨きを行い、進行を止められるようでしたら、ご出産後に治療を受けても良いかと思います。しかし、進行していくようでしたら、できるだけ早く治療をお受けください。C2の状態によっては、麻酔を使用しないでていねいに軟化牙質(細菌に感染した象牙質)を取ることにより、治療が終了する場合もあります。もっと進んでいる場合は、神経をさわらなければならないケースもありますが、この場合でも抗生物質を組み合わせてその局所(虫歯の悪いところ)に貼付することにより、少しの炎症なら神経をさわらないですむ場合もあります。いずれも早ければ早いほどよいので、歯科医師とよく相談して悪い箇所の進行具合をよく診てもらい治療を受けてください。

2.妊娠4ヶ月で麻酔を使用して問題が起こることはないと考えられています。お母様としては、「子供に影響が出ないように」という優しい親心はよくわかります。しかし、あまり心配しないでよいのではないでしょうか。 あなたは妊娠4ヶ月でう蝕に気がつき、大変困りました。 どうかお友達や周りの若い奥様方に「早く歯科医院へ行き、悪くない間にきっちり予防をする」ということがいかに大切であるかをお話しになって、困る人を一人でも少なくなるようにしてあげてください。 元気なお子様を生んであげて明るい家庭を作ってください。

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