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ご相談

根管治療後の歯に詰め物をするか、被せ物をするか迷っています。

のん様50歳女性
50歳女性です。
左上上顎犬歯(4番)の根治後に詰める素材についてのご相談です。

この度、上顎左上第一小臼歯(5番、根治済み、クラウン歯)に激痛が起き、その細菌が隣の犬歯(4番)の歯茎に感染しフィステルとなった為、大学病院で犬歯根治をしました。
この犬歯4番は20代に根治した歯で、当時の先生が神経を一本残しておいて下さっており、インレーを詰めていました。
今まで痛みもなく良好でした。
ですが、隣の5番は根治してもなかなか完治(神経の形が複雑とのこと)せず、当時の先生が引退されたので別の医院へ移り、そちらでインレーからクラウンになり、3年に1度くらい再治療を繰り返しています。

最近そのクラウン5番に激痛が起き、4番上にフィステルができ、まずは4番に病巣も見つかったので30年振りに2度目の全根治(残りの神経を取る)となりました。
お陰様で丁寧な根治により、フィステル病巣も消え、一先ず補綴物を被せることになったのですが、先生より今後インレーで根が割れるリスクを避ける為、クラウンにした方が良いと言われました。
ですが、私の場合、クラウンにした5番が何度も再治療となったり、他にもクラウンにした2本の歯肉に違和感が出ていたり、腫れたり…。
根治後のクラウンの具合がどうも良くないのです。
他に若い頃に神経を取った歯もまだあるのですが、インレーの歯は歯肉の面(中は分かりませんが)では良好で、問題が起きてはいないのです(今のところは)。
因みに激痛の5番クラウンは、やはり相変わらず疼きがあり痛みがあるので、大学病院でまた再治療する運びになりました。
もし根が割れていて、そこから細菌感染していたら、抜歯の可能性も否めないとも言われてます。

と言うわけで、結局クラウンにしてもインレーにしても根が割れるリスクはありますし、私の場合クラウン歯にすると歯茎に何かしら違和感が出てる現状を鑑みると、根治した犬歯補綴物インレーの方が良いような気がするのですが。
大学病院の補綴の先生にも相談したところ、迷う私の意見を聞いて下さり、再度よく考えて保存の先生とよく相談しなさいと言われました。

お忙しい中恐縮ですが、歯の寿命を伸ばしたい迷える患者に、こちらでも先生方の忌憚のないご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

渡辺 英弥 先生からの回答

渡辺 英弥
福島県
渡辺歯科医院
渡辺 英弥先生
クラウンインレーですが、歯の無くなり方などから総合的に判断するのがいいように思います。
特に歯ぎしり食いしばりなどがあるようなときは被せたほうが安全に思うのですが、だからと言って根が割れないわけではありません。
言われたように、保存の先生とよく相談するのがいいように思います。

河原 雅朗 先生からの回答

河原 雅朗
奈良県
かわはら歯科クリニック
河原 雅朗先生
まず、歯の名前ですが、犬歯というのは3番といい、4番目の歯を第一小臼歯、5番目の歯を第二小臼歯といいます。
おそらくですが、今回の話は4番5番の話をしているものとしてお答えさせていただきます。

基本的には神経を取った歯に関しては、詰め物では歯根破折の可能性が高くなるためインレーは避けたほうがいいと考えています。
被せをすることで具合が悪くなるという因果関係が私にはわかりませんから、その点についてはコメントできません。
出来るだけ歯を削らずに、歯根破折を食い止めるというものとして、アンレーやテーブルトップクラウン(テーブルトップべニア)といったものがあります。
ただ、テーブルトップべニアに関しては基本的には保険ではできませんし、5番が悪くなった時点でインプラントなどを考えるなら有効だと思います。

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